とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/11日の日経平均は前日比79.28円安の9458.74円 - カブ知恵速報

11日の日経平均は前日比79.28円安の9458.74円、高値は14時57分の9487.84円、安値は13時17分の9388.14円。東証一部の売買代金は１兆3220億円、値上がり銘柄数は360銘柄、値下がり銘柄数は1217銘柄、変わらずは96銘柄。日経平均は７日続落。

10日の米国株式市場では、ＮＹダウは５日続落し、前日比213.66ドル安の12715.93ドルと、下げ幅は昨年11月23日以来の大きさだった。恐怖指数（ＶＩＸ指数）は同1.58（8.40％）高の20.39だった。ＶＩＸの終値ベースの20超は、３月６日以来。10日の欧州株式市場が下落し、欧州債市場では、スペインを中心に欧州の高債務国の国債が下落した。スペイン10年債は４日続落し、利回りは23ｂｐ上昇し5.99％となった。これが嫌気された。

ＮＹ円相場は５日続伸し、前日比85銭円高・ドル安の１ドル＝80円60～70銭で取引を終えた。円は対ユーロで５日続伸し、前日比１円25銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝105円50～60銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は続落した。ＷＴＩ期近の５月物は前日比1.44ドル安の１バレル101.02ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は３日続伸した。６月物は前日比16.8ドル高の１トロイオンス1660.7ドルで取引を終えた。

米株大幅安、円高を受け、前場の日経平均も７日続落した。外部環境悪化を嫌気した売り一巡後は、下げ渋った。ただし、戻りは鈍く、方向感は乏しかった。前引けのＴＯＰＩＸは前日比1.04％安だった。

後場の日経平均も軟調推移。日銀が27日に開く金融政策決定会合で追加緩和を検討するとの一部報道を受け、円相場が若干円安に振れたため、押し目買いと、売り方の買戻しが入り、軟調ながらも底堅い動きだった。

東証33業種では、全業種が値下がりした。海運、保険、証券、商品先物、鉄鋼、電気・ガス、非鉄金属、医薬品、パルプ・紙、石油・石炭製品、食料品、金属製品などの値下がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップはチヨダ（8185）、２位はパル（2726）、３位は石井鉄工所（6362）。一方、値下がり率トップはエス・バイ・エル（1919）、２位はシー・ヴイ・エス・ベイエリア（2687）、３位はアルテック（9972）。