本日の相場見通し/米株下落、円高止まりを嫌気した売りが先行する見通し
7日の米国株式市場では、NYダウは前日比508.39ドル安の9447.11ドル、ナスダック総
合指数は同108.08ポイント安の1754.88ポイントで取引を終えた。増資・減配・減益決算
を発表したバンカメが26%下落するなど、金融株が売られた。FRBがコマーシャルペー
パー(CP)を購入する制度を創設すると発表したことや、バーナンキFRB議長が早期
利下げを示唆する発言をしたが、結果として、株式相場は好感することはなかった。
NY円相場は対ドルでは続伸した。前日比35銭円高・ドル安の1ドル=101円40―50銭
で取引を終えた。米早期利下げ観測に強まりと米株式相場下落で、円買い・ドル売りが優
勢となった。一方、円は対ユーロでは8営業日ぶりに反落した。前日比35銭円安・ユーロ
高の1ユーロ=137円80―90銭で取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。12月物は
前日比15.8ドル高の1トロイオンス882.0ドル。金融不安を背景に、前日に続き安全資産
としての金買いが優勢だった。シカゴ日経平均先物は9820円大証終値比390円安だった。
本日の日経平均は米株下落、円高止まりを嫌気した売りが先行する見通し。想定レンジは
9500円~10000円程度。なお、ロイターが、8日、“英政府筋が7日明らかにしたところ
によると、ダーリング財務相は8日に銀行救済策を発表する。銀行への公的資金注入が含
まれる可能性が高いという。同筋は「銀行の資本増強策が含まれるだろう」と語った。さ
らに詳細を詰めた上で、0600GMT(日本時間8日午後3時)ごろに発表の予定。”と報じ
ている。
世界の株式市場の下落ピッチが加速すると同時に、と言うよりも、下落で脅され、世界の
政策当局者は矢継ぎ早の対応を発表、実行しようとしている。現時点では、その努力・対
策は功を奏していない。しかし、いずれどこかで、現在の「負の循環」が「正の循環」に
転換する際の一助になるだろう。少なくとも、市場の警告に対して、世界の政策当局者達
が危機感を共有し、必死に対応している。このため、ここからの下落に関しては過度の悲
観に傾くより、どこで相場が反転するかを見極める局面とみている。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
10月08日 08時09分
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