とれまが > ファイナンス > 専任ディーラー大募集 > ディーラーインタビュー6-2
ディーラーを見ていて、苦労している人がほとんどですが、細かく頻繁に売買をしていた人が特に苦労していますね。アローヘッドの導入以前の去年あたりから、相場自体が転換期という印象ですね。というのも成績が不安定な人が出てきたからです。ずっとプラスだった人がマイナスを出すようになったりするなど…
年が明けてアローヘッドが導入されて、調子が悪い人はそのまま調子が悪いですが、逆に少数ですが急に成績が良くなった人もいます。ただ、まだ導入されてからの期間が短いので、導入による影響かどうかは何とも言えません。これから難しくなっていくとは思います。それと、昼休みや引け後にディーラー同士で話し合いをしている機会が増えているように見えます。まだまだ未知数の部分が多いので、やっぱり先々不安なんだと思います。
まず、ディーラーのタイプを大きく分けると、大口か小口か、回転売買が多いか少ないかになりますが、昨年まではディーラーの環境ならではのスピードを活用して利益を上げていた人、その割合が高かった人は今年に入ってから苦戦していると思います。ただですね、まだアローヘッドが始まって2ヶ月ちょっとですので、全てが判断できるわけではありません。最近の例だと、大口の取引で2円上が買い切れないということがありますね。1円上は買いになるんですけれども、2円上は買い切れない。買っても買っても売りが置かれるスピードが速いんです。
管理端末でディーラー全員のポジションの評価損益の数字を見ていると、評価益が爆発的に出ていることがあるのですけれども、いざ決済すると利食いもできなければ、同値撤退もできなくて、結果的にマイナスになるということがここ最近はあります。以前からそういうことはあったのですが、アローヘッドになって発注から約定までのスピードが速くなったうえ、アルゴリズム取引が増えた影響だと思います。人が売り買いのポイントを判断してから、クリックして発注するまでのほんの短い時間でも、機械の方が速くなりますからね。
それに、以前は判断できた板のサインが見えづらくなっていますね。これもアルゴリズム取引が増えた影響だと思います。人間じゃ反応できない値動きに巻き込まれてしまうのは、どうしようもないところがあります。こういう状況ですから、人によっては扱う銘柄を大幅に変える必要も出てくるかもしれません。2008年、2009年は苦戦していた人で先物を見始めたり、ティックチャートを見始めたりして、成長した人もいますね。
ディーラー管理者Jさん |
3年程前に新日鐵が全然動かなかったのが、ある日突然動き出して、1000円近くまで値上がった相場がありましたよね。あの時は主力株がよく動く反面、材料株と呼ばれる銘柄が全然動かなかったんですよ。今年になってその材料株が少し動き始めてますね。これは私の推測ですが、去年まで板だけで取引をしていた人たちがそちらに資金を移動させ始めているのかなという感じもします。ですから、銘柄を見つける能力がある人、早くポジションを取る能力のある人は、相場に乗れると思います。
アローヘッド導入以前から、社員ディーラー、専任ディーラーに関わらず取引の指導はしておりますし、ディーラー間でも頻繁に情報交換はされています。特に利益が出なかった時は聞けば教えてくれる人が多いです。雰囲気で言えば、うちはアットホームだと思いますよ。相場が新しい局面に来ていますし、最初の新鮮な気持ちを持続していける人はディーラーに向いていると思いますので、是非チャレンジしてもらいたいですね。
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