とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/13日の日経平均は前日比113.20円高の9637.99円 - カブ知恵速報

13日の日経平均は前日比113.20円高の9637.99円、高値は10時57分の9690.29円、安値は９時ちょうどの9603.97円。東証一部の売買代金は１兆5832億円、値上がり銘柄数は1016銘柄、値下がり銘柄数は518銘柄、変わらずは137銘柄。日経平均は大幅続伸。

12日のＮＹダウは大幅続伸、前日比181.19ドル高の12986.58ドルで取引を終えた。恐怖指数（ＶＩＸ指数）は同2.82（14.09％）安の17.20だった。13日発表予定の中国の１－３月期ＧＤＰが想定より強い内容になるとの思惑が強まった。また、ＮＹ連銀のダドリー総裁が12日の講演で「米経済が困難な状態を抜け出したと言うのはまだ早い」と指摘したことが伝わり、追加金融緩和への期待が高まった。

ＮＹ円相場は横ばい、前日と同じ１ドル＝80円80～90銭で取引を終えた。円は対ユーロで続落し、前日比65銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝106円60～70銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は続伸した。ＷＴＩ期近の５月物は前日比0.94ドル高の１バレル103.64ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は反発。６月物は前日比20.3ドル高の１トロイオンス1680.6ドルで取引を終えた。

米株大幅高、対ユーロでの円安が好感され、前場の日経平均は大幅続伸。北朝鮮のミサイルは発射されたものの、失敗したと伝わった。このため、これに対する不安は一服し、日本株にポジティブに作用した。日経平均のＳＱ値は9638.83円。推定出来高・金額は。225型は3.08億株、3624億円、TOPIX型0.02億株、15億円、合計3.10億株、3639億円との観測。

後場の日経平均も堅調推移。12年１－３月期の中国のＧＤＰは実質で前年同期比8.1％増と、市場予想の8.2％を下回ったが、影響は殆どなかった。むしろ、同時に発表された３月の工業生産高は実質で前年同月比11.9％増と、１－２月期の前年同期比11.4％増から加速したことや、小売売上高が名目で15.2％増と、１－２月期の14.7％増から伸びが拡大したことなどが、ポジティブに作用した。ただし、週末要因もあり、手仕舞い売りが断続的に出た結果、日経平均の終値は僅かながらＳＱ値を下回った。

東証33業種では、証券、商品先物、銀行、不動産、その他金融、サービス、食料品、保険、小売、建設、医薬品、情報・通信などが値上がりした。一方、その他製品、鉄鋼、海運、石油・石炭製品、ゴム製品、非鉄金属、陸運、輸送用機器の８業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは日東製網（3524）、２位はデイ・シイ（5234）、３位はファーストリテイリング（9983）。一方、値下がり率トップはＥＴＦＳ天然ガス上場（1689）、２位はレナウン（3606）、２位はランド（8918）。