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マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月05日 16時29分

来週の為替見通し/1ドル=76.25-80.25円で下値が堅そう

今週の円相場は買い先行後、失速した。前週末発表の4-6月期米実質国内総生産(GDP)速報値が予想より弱い内容だったことを受け、米景気に慎重な見方が台頭。7月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が予想を下回ったことが明らかになると、円買い・ドル売りが活発化し、一時3月17日以来の高値となる76.29円まで値を上げた。

ただ、政府・日銀が4日、円売り・ドル買い介入と追加金融緩和に踏み切ると急速に上値を切り下げ、一時7月12日以来の安値となる80.25円まで押し戻された。

来週、米国では9日に4-6月期非農業部門労働生産性速報値、米連邦公開市場委員会(FOMC)、10日に6月卸売在庫、7月月次財政収支、11日に6月貿易収支、12日に7月小売売上高、8月ミシガン大学消費者態度指数速報値、6月企業在庫などが発表される。

一方、8日に6月国際収支、7月景気ウオッチャー調査、9日に7月マネーストックM2、7月消費者態度指数、10日に7月11-12日分の日銀・金融政策決定会合議事要旨、6月第三次産業活動指数、7月国内企業物価指数、11日に6月機械受注、12日に6月鉱工業生産確報値などが公表される。

 米国では重要指標の発表が相次ぐが、やはり注目は9日のFOMCだろう。市場では「新たな措置は発表されない」との見方が多いものの、「水面下では、さらなる措置に向けて準備を進める可能性がある」という。ある市場関係者からは「米連邦準備理事会(FRB)が買い入れ債券の保有を続けてバランスシートを維持することを確約するか、買い入れ債券をより償還期間の長いものにすることなどが予想される」との声が聞かれた。

来週の円相場は1ドル=76.25-80.25円で下値が堅そうだ。欧米の財政・景気不安などを背景に円高圧力はなお強く、市場では円売り介入の効果は「限定的」との見方が多い。トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は4日の理事会後の記者会見で、ユーロ圏の景気下振れリスクに言及。投資家の不安心理が広がり、欧米株価は急落した。リスク許容度の低下は否めず、基本的に逃避マネーが円に向かいやすいだろう。

今晩の7月米雇用統計が米景気の減速を裏付ける内容となれば、量的緩和第3弾(QE3)への思惑が高まり、円高・ドル安圧力がさらに強まる可能性がある。

半面、政府・日銀が円売り介入のスタンスを保っているとの警戒感は残る。市場では「米雇用統計の内容がさえない結果になったとしても、断続的な為替介入を実施して円が史上最高値(76.25円)を更新しないようにけん制を続けるのではないか」との指摘があった。円の下値は堅いとみるが、史上最高値を更新することはなさそうだ。

(グローバルインフォ株式会社)

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