今回のauカブコム証券の信用金利引き下げはすごく驚きました。信用金利って証券会社にとってはかなり大きな収入源のはずなんです。だから、金利が大幅に引き下げられる事って今まで全然無かったと思います。取引手数料の引き下げは結構あったし、今のネット証券の取引手数料はもうかなり低いですよね。
信用金利って年率で数%って標記だし、0.1%下がっても見た目のインパクトは無いし、そもそも、毎日のように信用取引を利用していても、信用金利についてしっかり考えていない投資家も結構いると思うんです。でも、2000万円、3000万円とまとまった資金を運用している投資家にとっては、実は取引手数料よりも重要な部分なんですよ。
簡単な比較を作ってみましたので参考に見てもらいたいです。運用資金が2000万?3000万円の人なら、大体当てはまると思います。1回の取引金額は1000万円、1日で6回、6000万円の売買を1ヶ月22営業日取引した例です。ポジションの持ち越しはせず、その日中に決済した場合です。信用金利は制度信用の場合で、一番安くなるプランで計算しています。
1ヶ月の新規建玉代金:1000万円×6(取引/日)×22営業日=13.2億円(取引回数132回) | ||||
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auカブコム 証券(ゴールドプラン) | SBI証券 (スタンダードプラン) | 楽天証券 (ワンショットコース) | 岡三オンライン 証券 (プラチナ) |
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信用 取引 手数料 | 0円 | 52,800円 | 62,304円 | 52,800円 |
信用 金利 | 約74,499円 | 約101,260円 | 約103,068円 | 約101,260円 |
合計 | 約74,499円 | 約154,060円 | 約165,372円 | 約154,060円 |
※2012年11月1日以降で計算
※信用取引手数料:各社プランごとの1取引の料金×132回
※信用金利:6000万円×各社金利÷365日×22日
※詳しくは各社のホームページをご覧ください。
このくらいの取引ボリュームだと、実は信用取引手数料が無料になる事の方が目立ちますが、SBI、楽天、マネックスのどこと比べても合計で5万円以上の差があります。さらに、1日の取引ボリュームが1.5億円程度になれば、月間の新規建玉代金は30億を超えるので、カブコムの場合は自動的にプラチナプランが適用されて、2012年11月1日以降は信用金利が年率2.06%になります。ゴールドよりもさらに0.62%も低くなるんです。0.62%って数字的はインパクトが薄いかも知れませんが、信用金利が年率で0.62%低くなると、1ヶ月22営業日では支払う手数料が22%以上も安くなるんです。
プラチナプランの適用は前月の新規建玉代金が30億円以上ですので、1日大体1.4億円以上取引する人は適用されます。5000万円以上を運用している人なら、現時点ではauカブコム証券で取引するのが一番有利になると思います。
一読下さい:auカブコム証券での投資にかかる手数料等およびリスクについて
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