とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/18日の日経平均は前日比244.08円高の9206.75円 - カブ知恵速報

18日の日経平均は前日比244.08円高の9206.75円、高値は13時15分の9275.60円、安値は９時ちょうどの9073.25円。東証一部の売買代金は２兆1223億円、値上がり銘柄数は1545銘柄、値下がり銘柄数は110銘柄、変わらずは23銘柄。日経平均は大幅反発。

17日のＮＹダウは４日ぶりに反発、前日比161.29ドル高の11774.59ドルで取引を終えた。恐怖指数（ＶＩＸ指数）は同3.03（10.31％）安の26.37だった。福島第１原子力発電所で使用済み核燃料の冷却を目的とした放水活動が進んだことが好感された。また、３月のフィラデルフィア連銀景気指数は43.4と前月比で7.5ポイント改善し、市場予想の30程度を上回り、1984年１月以来約27年ぶりの高水準となったことも買い材料になった。

ＮＹ円相場は５日続伸し、前日比75銭円高・ドル安の１ドル＝78円80～90銭で取引を終えた。円は対ユーロで横ばい、前日と同じ１ユーロ＝110円60～70銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は大幅続伸。ＷＴＩ期近の４月物は前日比3.44ドル高の１バレル101.42ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続伸し、４月物は前日比8.1ドル高の１トロイオンス1404.2ドルで取引を終えた。

Ｇ７の財務相・中央銀行総裁は18日朝、外国為替市場で進む円相場の急騰を抑え込むために協調介入の実施で合意した。これが好感され、前場の日経平均は大幅に反発した。だが、３連休を控えた週末でもあり、福島第１原発事故の動向を見極めたいというムードも強く、買い一巡後は換金売りで上値が重くなった。

後場の日経平均は上値は重いものの、堅調に推移した。３連休を前に、売り方のポジション調整の買戻しが断続的に入ったとみられる。一方、アジア株が総じて堅調なことは追い風になった。

東証33業種では、全業種が値上がりした。鉱業、非鉄金属、証券、商品先物、不動産、鉄鋼、倉庫・運輸、パルプ・紙、卸売、ガラス・土石、化学、その他金融などの値上がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップは山水電気（4779）、２位はモリテックス（7714）、３位は巴川製紙（3878）。一方、値下がり率トップは日成ビルド工業（1916）、２位はユーシン精機（6482）、３位はアサックス（8772）。