とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/22日の日経平均は前週末比276.89円高の10400.47円 - カブ知恵速報

22日の日経平均は前週末比276.89円高の10400.47円、高値は10時53分の10449.75円、安値は９時３分の10298.15円。東証一部の売買代金は１兆2288億円、値上がり銘柄数は1533銘柄、値下がり銘柄数は102銘柄、変わらずは46銘柄。日経平均は大幅反発。

19日のＮＹダウは４日続伸で、前日比９.45ドル高の10402.35ドルで取引を終えた。公定歩合の引き上げ発表後、ＦＲＢ理事や地区連銀総裁による早期利上げの憶測を否定する趣旨の発言が多く報じられたことや、１月のＣＰＩでエネルギー・食品を除くコア指数が市場予想に反して小幅に低下したことが、買い材料になった。

ＮＹ円相場は５日ぶりに反発。前日比30銭円高・ドル安の１ドル＝91円45～55銭で取引を終えた。円は対ユーロで続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝124円55～65銭で終えた。

ＮＹ原油先物相場は４日続伸。ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.75ドル高の１バレル79.81ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は反発。４月物は前日比3.4ドル高の１トロイオンス1122.1ドルで取引を終えた。

前週末の日本株は公定歩合引き上げで米株が下落することを織り込んで大幅に下落した。しかし、米株が堅調だったため、前場の東京株式市場は買戻しが先行した。春節の休場明けの上海株式市場が休場前発表の預金準備率引き上げを嫌気して大幅安とならなったことも追い風となった。先物市場ではＣＴＡ（商品投資顧問）による大口の買戻し観測も囁かれていた。

後場に入り、日経平均はやや伸び悩んだ。上値では持ち合い解消売りや利益確定売りが出た。しかし、下値を売り急ぐ動きはみられず、高値圏でもみあった。ＣＴＡの買戻し観測が根強く囁かれていた。なお、日経平均は終値で25日移動平均線（22日現在、10322.69円）を上回った。

東証33業種では全業種が値上がりした。保険、ゴム製品、不動産、海運、電気機器、その他金融、金属製品、非鉄金属、機械、電気・ガス、鉄鋼、石油・石炭製品、食料品、証券、商品先物、化学などの値上がりが目立つ。個別では、東証一部の値上がり率トップは山水電気（6793）、２位はシルバー精工（6453）、３位は日本道路（1884）。一方、値下がり率トップはコロワイド（7616）、２位はオリジン電気（6513）、３位はガリバーインターナショナル（7599）。