10月23日 20時39分
おそらく、企業の倒産はこれから本格化する。大企業とは言わなくとも、ある程度の規模の企業が倒産するだろう。
しかし、ここを勝ち抜いた企業は、近い将来に大きく再評価されるはず。今はその候補をしっかりと見抜き、企業の実力を冷静に評価し直す時期だと思う。
たとえば、サイゼリヤ(7581)は週初めに話題となったピザのメラニン検出で大暴落したが、その直前は好調な決算予想で株価上昇していた。
被害がピザのみで、客足が近い将来に回復するのなら、この下げは格好の「仕込み場」となる。
資生堂(4911)は中国などで着実に利益を出し、23日に中間を上方修正。「ブレ」が少ない企業としてマークできる。
ほかにも、すさまじい下げを演じた自動車関連注目。北米・欧州の売上比率が少ない企業や2輪の割合が高い企業、ブラジルやインドネシアなどで利益を上げている企業は、今後、圧倒的な割安水準の訂正に入るはずだ。
木暮隆文<TOKYO株ニュース>