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格差社会と闘う投資術 さふぁいあ

機関投資家としてガッチガチのファンダメンタル投資を経験後、何故か短期のデイトレードをしている異色のトレーダー。自ら考え、格差社会と闘う術を学ぼう!

11月23日 21時55分

第22回 化粧品会社と医薬品会社は似て非なるもの

 
 まず医薬品は製造業の中でも博打のような存在。10年以上研究、臨床しても全く売上に繋がらない製品というのが当たり前で、そんな何千何万の研究ラインの中から大当たりの効果を持った薬が誕生して初めて回収できるという世界。売れている医薬品の利益率はとてつもなく高いのだが、毎年次の薬を生み出すための研究開発費が膨大な額になるため営業利益率の段階でガクンと落ちる。

 大塚HDでは足下で売上高の15%程度が研究開発費として使われており、最大手の武田薬品に至っては研究開発費の比率が20%を超えている。

 また医薬品は副作用に対する訴訟リスクも大きい商品。いかに厳しい臨床試験をパスして上市された薬であっても、広く使われているうちに問題になるというケースも少なくない。

 

 対して化粧品は一定のノウハウがあれば製品自体を作るのは比較的簡単。製造許可は必要だが製品そのものへの厳しい規制があるわけではない。しかし参入へのハードルが低い分競争は激しく、作った後にいかに売るかが大事な世界。消費者にブランドイメージを定着させるためにCMを打ったり、百貨店の立地の良い場所を確保したりと広告宣伝費が莫大になる。そのため原価は安くても、営業利益率の段階でこれまたガクンと落ちてしまう。

 ポーラ・オルビスでは販売促進費と広告宣伝費を合計すると売上高の15%程度が消えており、最大手の資生堂では売上高の20%以上を投入している。

 

サクソバンクFX

 

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