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格差社会と闘う投資術

格差社会と闘う投資術 さふぁいあ

機関投資家としてガッチガチのファンダメンタル投資を経験後、何故か短期のデイトレードをしている異色のトレーダー。自ら考え、格差社会と闘う術を学ぼう!

07月18日 20時27分

事件簿ファイル 3823アクロディア


 正直なところこのソフトウェア資産というものは、業界関係者もっと言えば内部者でなければその資産の時価鑑定は不可能だ。資産計上額の分だけ費用が既にかかっているという事実は揺るがないが、その資産が計上額以上の将来の売上に繋がる素晴らしいものなのか、単なるゴミカスで全く価値がないものなのかは監査法人ですら評価はできない。

 税金を減らすために償却額を操作しながら黒字を減らすというのは株主にとってプラスになることもあるが、赤字額を減らそうとする方向に会計手法の舵を切っているのは明確な危険信号。21年8月末の時点でもしソフトウェア資産の時価評価が0だったとするならば、純資産35億円のうちの29億円が一気に吹っ飛ぶという計算に。バランスシートに対して、無形固定資産の割合が極端に大きい会社は突如として大爆発をするリスクをはらんでいると覚えておこう。気をつけていれば次の爆弾を躱すことも可能だろう。

 3823アクロディアの先週末時点での時価総額は37億円。それに対して直近四半期末の純資産は32億円、そのうちソフトウェア資産残額は24億円。会社を信じるならばPBR1倍の株価にはまもなく到達だが、実際のところこの会社につけられる値段はいくらなのかはマーケットのみぞ知る。

 いつものことだが社長保有の11,400株のうち10,900株は担保・質権設定されているので、当然のように今回叩き売られるものと考えておこう。
 

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