とれまがファイナンス - 松井証券の店内残評価損益率が逆転（2007年01月16日更新） - 写真記事一覧

以下、松井証券メールマガジンより引用。

〓1〓 信用残速報

信用残(億円) 評価損益率(%)

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売り残 410.05 -8.381 ※倍率 9.218倍

買い残 3,779.93 -8.191

※権利落ち日の評価損益率はみなし数値を使用しております。

　売り方、買い方の評価損益率逆転は１月４日以来。ちなみに当日の数字は売り＝ー８・９９６％、買い＝ー８・７３８％だった。その前となると、昨年１０月２６日まで遡らないと出てこない。当日は、売り＝ー８・１３８％、買い＝ー８・０７１％。

　 ここまで書けば、気づかれた方もいると思う。そう、今年１月４日も、昨年１０月１６日も、日経平均は評価損益率の売り買い逆転した当日がピーク。両ケース とも、翌日以降、ちょっとした波乱商状を呈している。果たして、今回も、この現象が相場の天気を物語るものなのか、注目されるところ。

　一方、松井証券の店内残を見ると、評価損益率が改善する一方、買い残は減少傾向を見せている。週末ベースだと昨年末の買い残が３７７８億円で昨年来の最低。昨日のそれは３７７９億円と、再びボトムに接近している。

　さる市場筋は、「信用残は金利の変数。金利上昇局面では、減っていくのが自然」としていたが、一方で、信用残の水準は、個人のマインドを測るバロメーターといった側面もあり、海外投資家のプレゼンス拡大が指摘されるなか、ちょっと気になる傾向とはいえる。

　 ところで、同社は15日から、日経225miniの取扱手数料を約定1枚あたり、通常105円を63円（税込）に設定するキャンペーンを実施している。こ れは、同社が無料で提供する新世代トレーディングツール『ネットストック・ハイスピード』に先物取引・オプション取引が実装されたことを記念したもの。

　松井証券の先物扱い量はリテールナンバーワンの規模まで急拡大している。信用残減少の背景として、これまで信用取引を行っていた顧客の資金の一部が、先物の売り買いにシフトしている部分も、あるのかも知れない。

（この記事はブログ「燻製作りは温度が肝心」内の原稿に基づいています＝一部表現等の変更があります）
（この記事はブログ「燻製作りは温度が肝心」内の原稿に基づいています＝一部表現等の変更があります）