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カブ知恵速報 藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

05月06日 16時02分

来週の相場見通し/引き続き、Sell in May and Go Away!を意識

来週の日経平均は、米国株が堅調さを取り戻せば1万円回復が期待できる一方で、米株が調整色を強めるようだと、4月安値の9405.19円を目指す展開を想定する。国内に買い材料が見当たらないため、外部環境次第という状況が継続するだろう。また、買い主体は海外投資家だけのため、彼らの買いが細る、若しくは、売り越しに転じるようだと、日経平均の下落幅は拡大する見通しだ。よって、来週の想定レンジは9400円~10100円程度。

今晩発表予定の4月の米雇用統計は、市場予想平均は、非農業部門の雇用者数の増加幅が前月比18万5000人増と、21万6000人まで加速した前月から伸び悩むとの見方が多い。また、失業率は8.8%と横ばいと、5カ月ぶりに改善が足踏みするとみられている。ただし、4日に発表のADP全米雇用リポートで、民間部門の雇用者数の増加幅が17万9000人と、市場予想を下回り、今年に入ってから最も少なくなったため、米雇用改善ピッチ鈍化に関しては概ね、米株式市場は織り込んだとみられる。

そうは言っても、実際の発表数値が予想から大幅に下振れするケースでは、米株下落、ドル安が加速する公算が大きい。その場合、海外投資家のリスク許容度が著しく低下し、日本株を売り越してくる可能性が高いとみている。海外投資家は昨年11月以来日本株を一貫して買い越してきたが、その最大の理由は、米株が強かったためだ。その米株が調整するならば、当然、海外投資家の日本株へのスタンスも大きく変化すると考える。

一方、足元で商品市況が波乱の展開となっている。証拠金の引き上げで銀先物が急落し、先行きを懸念した売りが原油や金などにも波及している。ヘッジファンドなど大口の投資家が、リスク回避を目的に原油や金に換金売りを出したことが主因とみられている。これは、投資マネーのリスク回避動きであり、この傾向は商品市況が落ち着くまで継続するだろう。当然、この流れはリスク資産である株式にはネガティブに作用する見通しだ。

「5月に売り、あとは離れろ(Sell in May and Go Away!)」という、ウォール街の有名な相場格言を想起するべき局面に入ったとの見方は不変だ。米企業の1~3月期の決算発表シーズンはほぼ終了した。また、6月末でQE2も終了する。このあたりの状況を5月に入り、米株式市場が織り込みにいく展開を危惧しているからだ。日本が連休中、米国では、(1)弱い経済指標、(2)商品市況の波乱、そして、(3)上値の重くなった株式市場と、その兆候がみられ始めている。来週以降、この傾向が強まるようだと、日米株式市場は共に、下値不安が一気に強まることになるだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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