とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/10日の日経平均は前日比31.09円高の9963.99円 - カブ知恵速報

10日の日経平均は前日比31.09円高の9963.99円、高値は10時23分の10049.87円、安値は大引け値。東証一部の売買代金は１兆3054億円、値上がり銘柄数は678銘柄、値下がり銘柄数は815銘柄、変わらずは186銘柄。日経平均は５日ぶりに小幅反発。

９日のＮＹダウは前日比150.25ドル高の10058.64ドルと大幅反発。ＥＵ（欧州連合）は11日に首脳会合を開きギリシャ問題などを協議し、そこで、ギリシャ救済策がまとまるとの思惑が出て、ユーロが買われ、商品価格が上昇し、株式も買われた。

ＮＹ円相場は下落。前日比45銭円安・ドル高の１ドル＝89円65～75銭で取引を終えた。円は対ユーロで４日ぶりに大幅に反落。前日比２円ちょうど円安・ユーロ高の１ユーロ＝123円70～80銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は大幅続伸。ＷＴＩ期近の３月物は前日比1.86ドル高の１バレル73.75ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続伸。４月物は前日比11.0ドル高の１トロイオンス1077.2ドルで取引を終えた。

米株上昇、ユーロ高を受け、前場の東京株式市場はこれを好感した買いが先行した。寄り付き前発表の12月の機械受注は前月比20．1％増と、市場予想の8．4％増を大幅に上回った。これも好材料視された。そして、アジア各国・各地域の株式市場が総じて堅調スタートとなったことも追い風となった。

後場に入り、休日を控え、手仕舞い売りが優勢になり、日経平均は上げ幅を縮小させた。また、ユーロが東京外国為替市場で伸び悩んだことも嫌気された。アジア各国・各地域の株式市場が伸び悩んだことも、警戒材料視された。ＧＬＯＢＥＸで米株価指数先物が軟調に推移していることも買い手控え気分を助長させた。

東証33業種では、海運、ガラス・土石、ゴム製品、精密機械、倉庫・運輸、機械、食料品、化学、鉱業、鉄鋼、電気機器、石油・石炭製品などが値上がりした。一方、証券、商品先物、情報・通信、パルプ・紙、陸運、医薬品、銀行、空運、保険、水産・農林などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは河合楽器（7952）、２位はゼクス（8913）、３位は旭テック（5606）。一方、値下がり率トップはゴールドウイン（8111）、２位はサンフロンティア不動産（8934）、３位はカルソニックカンセイ（7248）。