とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/10日前場の日経平均は前日比102.88円高の10035.78円 - カブ知恵速報

10日前場の日経平均は前日比102.88円高の10035.78円、高値は10時23分の10049.87円、安値は９時14分の9999.49円。東証一部の売買代金は6005億円、値上がり銘柄数は962銘柄、値下がり銘柄数は563銘柄、変わらずは151銘柄。日経平均は５日ぶりに反発。

９日のＮＹダウは前日比150.25ドル高の10058.64ドルと大幅反発。ＥＵ（欧州連合）は11日に首脳会合を開きギリシャ問題などを協議し、そこで、ギリシャ救済策がまとまるとの思惑が出て、ユーロが買われ、商品価格が上昇し、株式も買われた。

ＮＹ円相場は下落。前日比45銭円安・ドル高の１ドル＝89円65～75銭で取引を終えた。円は対ユーロで４日ぶりに大幅に反落。前日比２円ちょうど円安・ユーロ高の１ユーロ＝123円70～80銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は大幅続伸。ＷＴＩ期近の３月物は前日比1.86ドル高の１バレル73.75ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続伸。４月物は前日比11.0ドル高の１トロイオンス1077.2ドルで取引を終えた。

米株上昇、ユーロ高を受け、前場の東京株式市場はこれを好感した買いが先行した。寄り付き前発表の12月の機械受注は前月比20．1％増と、市場予想の8．4％増を大幅に上回った。これも好材料視された。そして、アジア各国・各地域の株式市場が総じて堅調スタートとなったことも追い風となった。

東証33業種では、海運、鉄鋼、ゴム製品、機械、卸売、電気機器、非鉄金属、精密機械、化学、倉庫・運輸、食料品、不動産、鉱業などが値上がりした。一方、情報・通信、建設、医薬品、陸運、繊維製品、サービスの６業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは河合楽器（7952）、２位はＥＴＦＳパラジウム投信（1675）、３位はゼクス（8913）。一方、値下がり率トップはカルソニックカンセイ（7248）、２位はリケン（6462）、３位はコムシスホールディングス（1721）。