とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/27日の日経平均は前日比73.20円安の10252.08円 - カブ知恵速報

27日の日経平均は前日比73.20円安の10252.08円、高値は９時41分の10373.82円、安値は大引け値。東証一部の売買代金は１兆4981億円、値上がり銘柄数は322銘柄、値下がり銘柄数は1244銘柄、変わらずは115銘柄。日経平均は安値引けで４日続落。

26日のＮＹダウは前日比2.57ドル安の10194.29ドルで取引を終えた。コンファレンス・ボードが発表した１月の米消費者信頼感指数は55.9と、前月の53.6（修正値）から2.3ポイント上昇し、市場予想の平均値の53.5前後を上回った。前月比でプラスになったのは３カ月連続で、これを好感する買いが入ったが、結局失速した。

ＮＹ円相場は反発。前日比60銭円高・ドル安の１ドル＝89円60～70銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に反発。前日比１円55銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝126円10～20銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は反落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.55ドル安の１バレル74.71ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は小幅続伸。２月物は前日比2.6ドル高の１トロイオンス1098.3ドルで取引を終えた。

米株の上値が重く、円高基調だが、前場の日経平均は昨日まで３日続落したこともあり、底堅く推移した。銀行株に外国人投資家の買いが観測され、これが相場をサポートしたとの声があった。市場全般的には、ＦＯＭＣの声明文待ちのムードが強く、積極的な売買を手控える雰囲気が強かった。

後場に入り、大引けで三井住友ＦＧ（8316）の増資に伴うＴＯＰＩＸ組み入れ絡みのリバランスの影響への警戒感が強まった。また、先物が逆ザヤ推移となり、裁定解消売りも断続的に出たと観測されている。ＦＯＭＣ声明文や、国内企業の決算を見極めたいとのムードが強まり、投資家は積極的な買いを手控えた結果、日経平均は引けにかけ売り物に押され、安値引けで本日の取引を終えた。

東証33業種では、医薬品、食料品、小売、陸運、その他製品、電気・ガス、パルプ・紙、銀行の８業種が値上がりした。一方、輸送用機器、海運、ガラス・土石、鉄鋼、ゴム製品、電気機器、機械、サービス、空運、非鉄金属、繊維製品、卸売などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはゼクス（8913）、２位はＭｏｎｏｔａＲｏ（3064）、３位は扶桑薬品（4538）。一方、値下がり率トップはＳＭＫ（6798）、２位はフタバ産業（7241）、３位はドリームインキュベータ（4310）。