10月31日 12時37分
毒性が強く、人体に甚大な影響を与えるといわれる「六価クロム」。それゆえに、セメントなどの製品においては、「六価クロム」含有量には厳しい基準が設定されている。
しかし、その六価クロムを環境基準より多く含む製品が、何と合計で1万5000トンも販売されていたのだ。
一応、このうち約4000トンを販売したのは、太平洋セメント(5233)。
しかし、この製品はOEM生産されており、太平洋のものも含め、実際に製造・出荷したのは麻生ラファージュセメントという会社だ。(太平洋を通じて販売したのが約4000トン、麻生ラファージュセメントとしての販売が1万トン以上)
そう、麻生首相の親族が経営する、麻生グループの企業だ。
じつはこの不祥事、それほど話題にはなっていないが、昨年の8月にすでにリリースされている。
弊社製造委託製品の品質問題について(太平洋セメント)
http://www.taiheiyo-cement.co.jp/news/news/070806.pdf