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とれまがで芋ほり

とれまがで芋ほり

お芋

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08月14日 20時23分

拒食とやかん Part1

そして第二回面接はこのランチセッションとなった。両親はセラピスト自画自賛のギャグにも大した反応を示さず、少女に意識を集中していた。
まったく弁当の味もわからない……。しかしそれにもめげずにセラピストは両親を少しでも自分のほうへ向けようとしたし、すきあらば両親に直接の会話をもたせようとも配慮した。
そしていくつかの情報と面白い現象を知りえた。

①父親はある商売家の二代目なのだが、先代(祖母)がうるさくて頭が上がらない。
②同時に先代は母親にもなにかと干渉し、母親はこれを長年の重荷としている。
③そして、(最も重要なことだが)、これらのことが語られるときに限って、必ずといっていいくらい少女を含む親子三角関係が形成された、話題が少女の問題にシフトしてしまうこと。

あるときは母親が、少女が弁当に箸をつけないことをたしなめ、それに父親が乗る。あるときは少女がからだの不調を訴え、両親がともに心配するといった具合だ。
そして、どちらのときも少女はいっそう病人らしくなった。

一つひとつはなんでもない当たり前のかかわりのように思えるが、それが出現する文脈が大いに気になったのだ。
そしてセラピストにはこの三角関係のシステムこそが少女の症状を持続させているもののように思え、これを駆除したくなったのである。

セラピストは再び両親の注意を自分にひきもどし、「先代」とどう付き合ってべきかを二人で話し合うよう指示し、また少女には二人から少し離れて座るように促し、面接室を出た。
もちろん、二人の会話は続かない。すぐにおなじみの三角関係に戻る。