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マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月24日 15時36分

来週の為替見通し/レンジは1ドル=77.90-79.25円を想定

今週の円相場は堅調。週明け20日には海外投機筋の円売り・ドル買いで一時値を下げ79.66円と7月12日以来の安値を付けた。しかし、国内輸出企業などの円買い・ドル売り注文が厚く下値が堅かったことから、徐々に切り返した。米連邦準備理事会(FRB)が22日に公表した7月31日-8月1日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の中で「多数のメンバーは持続的な成長がなければ早期に追加緩和と判断」との見解が示されると、米追加金融緩和観測が再燃し円買い・ドル売りが加速。損失覚悟の円買い・ドル売り注文を巻き込んで78.273円まで上値を伸ばした。

なお、欧州中央銀行(ECB)が財政問題に政策対応することへの期待が高まり対ユーロでドル売りが進んだことも円買い・ドル売りを促した面があった。

来週、米国では28日に6月ケース・シラー米住宅価格指数、8月米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、8月リッチモンド連銀製造業指数、29日にMBA住宅ローン申請指数、4-6月期米実質国内総生産(GDP、改定値)、7米住宅販売保留指数、30日に新規失業保険申請件数、7月米個人消費支出(PCE)・個人所得、31日に8月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、8月ミシガン大学消費者態度指数・確報値、7月米製造業新規受注などが発表される。

FRBは29日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表するほか、米財務省は28日に2年債350億ドル、29日に5年債350億ドル、30日に7年債290億ドル規模の入札を実施する。

ピアナルト米クリーブランド連銀総裁が27日に講演を行うほか、31日にはバーナンキFRB議長がジャクソンホールで講演を行う。

一方、日本では30日に7月商業販売統計、31日に7月失業率・有効求人倍率、7月全世帯家計調査・消費支出、7月全国消費者物価指数(CPI)、8月東京都区部CPI、7月鉱工業生産・速報値、7月新設住宅着工戸数などが公表される。

来週の円相場は荒い値動きになりそうだ。FOMC議事要旨をきっかけに米追加金融緩和観測が再燃しているが、FOMC自体は7月31日と8月1日に開催されたものだ。8月3日発表の7月米雇用統計や14日発表の米小売売上高が強い結果となったことを背景に緩和観測が後退したことと整合性が取れていない。

来週の米経済指標の結果次第で追加金融緩和に対するマーケットのセンチメントが大きく変化する可能性が高い。4-6月期実質GDP・改定値、7米住宅販売保留指数、新規失業保険申請件数、7月米PCE・個人所得、8月シカゴPMIの結果には要注意だろう。

ただ、円は既に78円台前半まで上昇し、日本の金融当局が以前口先介入を繰り返した水準に接近しているため、弱い米経済指標が相次ぎ米金利の低下が進んでも、円の上値余地はそれほど大きくないと考えられる。

一方、強い結果が続いた場合は、週足の一目均衡表の雲上限辺りまで下値余地がありそうだ。レンジは1ドル=77.90-79.25円を想定している。

なお、2010年8月末にバーナンキFRB議長がジャクソンホールでの講演で量的緩和第2弾(QE2)を示唆したことから、31日のバーナンキFRB議長の講演に注目が集まっている。ただ、昨年6月に定められた情報開示方針の中で未発表の金融政策に関する言及が禁止されている。講演内容は追加の金融緩和に含みを残す程度に留まると見ておきたい。

(グローバルインフォ株式会社)

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