とれまがファイナンス - 本日の相場見通し/ユーロ安一服で、日経も下げ一服 - カブ知恵速報

26日の米国株式市場は小幅に反発です。ＮＹダウは前日比4.23ドル高の10325.26ドル、ナスダック総合指数は同4.04ポイント高の2238.26ポイントで取引終えました。２月のシカゴ購買部協会景気指数（ＰＭＩ）が前月から上昇し、市場予想を上回ったことや、09年10～12月期の米実質ＧＤＰが改定値で上方修正されたことがサポート要因になりました。一方、１月の中古住宅販売件数や２月の消費者態度指数（確報値、ミシガン大学調べ）が弱い内容だったこと上値抑制要因になりました。

ＮＹ円相場は６日続伸し、前日の終値比15銭円高・ドル安の１ドル＝88円85～95銭で取引を終えました。円は対ユーロで反落し、前日比35銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝121円05～15銭で終えました。米ダウ・ジョーンズ通信が「独政府が政府系金融機関の復興金融公庫（ＫｆＷ）を通じ、ギリシャを緊急支援する可能性について議論している」と報じ、幅広い通貨に対してユーロが買われました。

ＮＹ原油先物相場は反発です。ＷＴＩ期近の４月物は前日比1.49ドル高の１バレル79.66ドルで取引を終えました。ＮＹ金先物相場は続伸です。４月物は前日比10.4ドル高の１トロイオンス1118.9ドルで取引を終えました。

シカゴ日経平均先物（円建て）は10160円大証終値比60円高でした。

週末の米株が方向感はありませんが、ユーロ安が一服したことで、本日の東京株式市場はもみあいとなりそうです。ギリシャ支援の動きが出てきたことは、ユーロだけなく、世界の株式市場をサポートするでしょう。一方、具体策がみえるまでは積極的に上値を追い難いことも事実です。日経平均の想定レンジは10000円～10300円程度です。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）