とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/23日の日経平均は前日比48.37円安の10352.10円 - カブ知恵速報

23日の日経平均は前日比48.37円安の10352.10円、高値は14時21分の10375.55円、安値は前引け値の10280.33円。東証一部の売買代金は１兆1608億円、値上がり銘柄数は653銘柄、値下がり銘柄数は859銘柄、変わらずは170銘柄。日経平均は小幅反落。

22日のＮＹダウは５日ぶりに反落し、前週末比18.97ドル安の10383.38ドルで取引を終えた。バーナンキＦＲＢ議長の議会証言などを見極めたいとのムードが強かった。

ＮＹ円相場は小幅続伸。前週末比35銭円高・ドル安の１ドル＝91円10～20銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発し、前週末比70銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝123円85～95銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は５日続伸。ＷＴＩ期近の３月物は前週末比0.35ドル高の１バレル80.16ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は反落。４月物は前週末比9.0ドル安の１トロイオンス1113.1ドルで取引を終えた。

米国株が軟調で、円安が一服したことで、前場の日経平均は方向感乏しい、軟調なもみあいとなった。米下院で23日、24日と２日間にわたって開かれるトヨタ（7203）問題に関する公聴会もあり、様子見気分が強まった。アジア各国・各地域の株式市場が総じて軟調スタートとなったことも嫌気された。前場の日経平均は安値引けとなり、25日移動平均線（23日前引け段階、10299.70円）、５日移動平均線（同、10289.38円）を割り込んだ。

後場に入り、ハンセン指数の上昇を好感し、日経平均は下げ渋った。この結果、日経平均は終値で、25日移動平均線（23日現在、10302.57円）、５日移動平均線（同、10303.73円）を共に回復した。ドバイ政府、ドバイ・ワールドに50億ドル配分との報道が伝わり、ゼネコン株などが物色された。

東証33業種では、海運、証券、商品先物、空運、繊維製品、建設、ゴム製品などが値上がりした。一方、鉱業、ガラス・土石、石油・石炭製品、輸送用機器、卸売、食料品、その他金融、医薬品、非鉄金属、保険、化学などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは帝国ピストン（6463）、２位は東光（6801）、３位は津田駒工業（6217）。一方、値下がり率トップは山水電気（6793）、２位はシルバー精工（6453）、３位はベンチャーリンク（9609）。