とれまがファイナンス - 本日の相場見通し/政策決定会合結果次第、225は25日線を意識 - カブ知恵速報

17日の米国株式市場は続伸し、ＮＹダウは前日比40.43ドル高の10309.24ドル、ナスダック総合指数は４日続伸で、同12.10ポイント高の2226.29ポイントで取引を終えました。

１月の米住宅着工件数は季節調整済みの年率換算で59万1000戸と、前月比2.8％増加でした。２カ月ぶりのプラスで、市場予測の平均の約58万戸を上回りました。また、１月の米鉱工業生産は前月改定値比べ0.9％上昇でした。７ヶ月連続の前月比プラスで、市場予測の0.7を上回りました。これらが好感されました。

ＮＹ円相場は３日続落です。前日比１円10銭円安・ドル高の１ドル＝91円20～30銭で取引を終えました。円は対ユーロで横ばいです。前日と同じ１ユーロ＝124円05～15銭で取引を終えました。

ＮＹ原油先物相場は続伸です。ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.32ドル高の１バレル77.33ドルで取引を終えました。時間外取引で、ＮＹ金先物相場が下落しています。４月物は一時１トロイオンス1105.1ドルと、日中取引の終値比15.0ドル安い水準まで売られました。ＩＭＦが近日中に保有する金を市場で売却すると発表したことが嫌気されました。

シカゴ日経平均先物（円建て）は10365円大証終値比75円高でした。

米国株堅調、円安基調を好感し、本日の東京株式市場は買いが先行する見通しです。日経平均の想定レンジは10200円～10500円程度です。輸出関連株が相場のけん引役になるとみています。日銀の政策決定会合でなんらかのポジティブな材料が出るなら、後場一段高、そうでなければ、25日移動平均線（17日現在、10393.29円）が意識され、大引けにかけ利益確定売りで伸び悩むとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）