とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/17日の日経平均は前日比272.58円高の10306.83円 - カブ知恵速報

17日の日経平均は前日比272.58円高の10306.83円、高値は大引け値、安値は９時２分の10150.24円。東証一部の売買代金は１兆2322億円、値上がり銘柄数は1403銘柄、値下がり銘柄数は177銘柄、変わらずは92銘柄。日経平均は大幅続伸。

16日のＮＹダウは反発し、前週末比169.67ドル高の10268.81ドルで取引を終えた。ドル安で、商品相場が上昇し、資源関連が上昇した

ニューヨーク連銀が発表した２月のニューヨーク州製造業業況指数はプラス24.91と、前月から上昇し10月以来の高水準となった。市場予想のプラス18を上回った。また、ＥＵ財務相理事会がギリシャの財政再建計画を承認する方針を示した。これらも好材料になった。さらに、バークレイズの好決算や、バンカメの１月のクレジットカードの貸倒償却率低下の報道も追い風になった。

ＮＹ円相場は続落。前週末終値比20銭円安・ドル高の１ドル＝90円10～20銭で取引を終えた。円は対ユーロで４日ぶりに大幅反落。前週末比１円45銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝124円05～15銭で終えた。

ＮＹ原油先物相場は大幅に反発。ＷＴＩ期近の３月物は前週末比2.88ドル高の１バレル77.01ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は大幅反発。４月物は12日終値比29.8ドル高の１トロイオンス1119.8ドルで取引を終えた。

米株上昇、商品高を受け、前場の東京株式市場は買いが先行した。資源、原子力発電関連中心にほぼ全面高になった。市場の一部では、オイルマネー流入観測が囁かれ、先物市場では、ＣＴＡ（商品投資顧問）のショートカバーが観測されていた。

後場に入っても堅調な相場が続いた。休場明けのハンセン指数をはじめ、アジア各国・各地域の株式市場が全面高となったことが追い風となった。国内機関投資家の旺盛な売りが出ていたと観測されていたが、先物に引っ張られる形で、日経平均は高値引けとなった。

東証33業種では、鉄鋼、海運、非鉄金属、電気機器、証券、商品先物、不動産、卸売、機械、金属製品、保険、精密機械、その他金融、ガラス・土石、建設、空運、化学などの値上がりが目立つ。一方、パルプ・紙の１業種が値下がりした。東証一部の値上がり率トップは山水電気（6793）、２位はソースネクスト（4344）、３位はタカキュー（8166）。一方、値下がり率トップはセキュアードキャピタルＪ（2392）、２位はゼクス（8913）、３位はサンシティ（8910）。