とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/15日前場の日経平均は前週末比40.73円安の10051.46円 - カブ知恵速報

15日前場の日経平均は前週末比40.73円安の10051.46円、高値は９時17分の10119.47円、安値は前引け値。東証一部の売買代金は4437億円、値上がり銘柄数は547銘柄、値下がり銘柄数は954銘柄、変わらずは154銘柄。日経平均は３日ぶりに反落。

12日のＮＹダウは反落し、前日比45.05ドル安の10099.14ドルで取引を終えた。中国人民銀行（中央銀行）が預金準備率を引き上げると発表したことで、原油先物相場など商品相場が下落し、エネルギー株が下落した。

また、09年10～12月期のユーロ圏域内総生産（ＧＤＰ）の成長率が市場予想を下回ったことや、２月の米消費者態度指数（速報値、ミシガン大学調べ）が予想を下回ったことが、嫌気された。一方、１月の米小売売上高が２カ月ぶりに前月比でプラスに転じ、市場予想以上となったことは相場のサポート要因となった。

ＮＹ円相場は反落。前日比20銭円安・ドル高の１ドル＝89円90銭～90円00銭で取引を終えた。円は対ユーロで３日続伸。前日比25銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝122円60～70銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は５日ぶり反落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比1.15ドル安の１バレル74.13ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は反落。４月物は前日比4.7ドル安の１トロイオンス1090.0ドルで取引を終えた。

寄り付き前発表の09年10～12月期の実質ＧＤＰ速報値は、前期比1.1％増、年率換算では4.6％増になった。市場予想は前期比プラス0.9％（年率プラス3.7％）だった。

前場の東京株式市場は、閑散相場の中、上値の重い軟調なもみあいとなった。商品価格下落で資源関連が軟調で、金融引き締めで建機など中国関連が軟調だった。トヨタ（7203）が軟調だったことも、指数の足を引っ張った。春節で中国が休暇入りし、15日の米国はプレジデンツデーで休場のため、海外勢の動きが鈍ったことで、相場に方向感が出なかった。

東証33業種では、海運、保険、精密機械、水産・農林、空運の５業種が値上がりした。一方、輸送用機器、非鉄金属、卸売、繊維製品、食料品、ガラス・土石、不動産、石油・石炭製品、銀行、証券、商品先物、陸運、鉄鋼、ゴム製品、化学などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはフィデック（8423）、２位はフージャースコーポレーション（8907）、３位はアビリット（6423）。一方、値下がり率トップはサニックス（4651）、２位はランド（8918）、３位は近畿鉄道（9041）。