とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/12日の日経平均は10日終値比128.20円高の10092.19円 - カブ知恵速報

12日の日経平均は10日終値比128.20円高の10092.19円、高値は14時47分の10099.46円、安値は９時54分の10014.50円。東証一部の売買代金は１兆3663億円、値上がり銘柄数は1017銘柄、値下がり銘柄数は501銘柄、変わらずは161銘柄。日経平均は２日続伸。

11日のＮＹダウは大幅反発し、前日比105.81ドル高の10144.19ドルで取引を終えた。ＥＵが、臨時首脳会議で、ギリシャの財政再建を支援することで合意したことや、週間の新規失業保険申請件数が前週比４万3000件減の44万件と、市場予想の46万5000件を下回ったことが好感された。

ＮＹ円相場は５日ぶりに上昇。前日比20銭円高・ドル安の１ドル＝89円70～80銭で取引を終え。円は対ユーロで続伸。前日比65銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝122円85～95銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は４日続伸。ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.76ドル高の１バレル75.28ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は反発。４月物は前日比18.4ドル高の１トロイオンス1094.7ドルで取引を終えた。

２月限ＳＱ値は10099.59円。225型は77億円買い超と観測。推定出来高は、225型は0.87億株、1065億円、TOPIX型は0.16億株、118億円、合計1.03億株、1183億円と推計されている。

米株上昇を受け、前場の東京株式市場は買いが先行した。この結果、２月のオプションＳＱ値は、前場段階では幻のＳＱとなった。連休の谷間の週末で、来週15日から19日まで中国市場は春節で休場、15日の米国市場はプレジデンツデーで休場というスケジュールもあり、ＳＱ値算出後は、超閑散相場になった。ユーロ安が続いていることは相場の重石となった。

後場に入っても方向感乏しい展開が続いた。しかし、春節を前にした買戻しや、ＳＱ値を意識するかのような買いが大引けにかけ入った。結局、ＳＱ値には、わずかに届かなかったが、ほぼ高値引けとなった。

東証33業種では、ガラス・土石、卸売、非鉄金属、その他製品、証券、商品先物、鉱業、保険、情報・通信、不動産、医薬品、機械、建設、小売、サービス、石油・石炭製品などが値上がりした。一方、海運、その他金融、ゴム製品の３業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは黒崎播磨（5352）、２位はフィデック（8423）、３位はエスエス製薬（4537）。一方、値下がり率トップは池田泉州ＨＤ（8714）、２位はサクラダ（5917）、３位は油研工業（6393）。