とれまがファイナンス - 前場概況（主力株）/５日前場の日経平均は前日比293.33円安の10062.65円 - カブ知恵速報

５日前場の日経平均は前日比293.33円安の10062.65円、高値は９時２分の10166.30円、安値は10時34分の10036.33円。東証一部の売買代金は8301億円、値上がり銘柄数は102銘柄、値下がり銘柄数は1518銘柄、変わらずは58銘柄。日経平均は大幅に続落。

４日のＮＹダウは前日比268.37ドル安の10002.18ドルで取引を終えた。一時9998.03ドルまで下げた。ギリシャに加え、ポルトガルやスペインなど南欧の財政悪化懸念が強まったことで、欧州株が大幅下落した。また、１月30日までの１週間の新規失業保険申請件数が、48万件前週比8000件増と、市場予想の46万件程度を上回った。これらが嫌気された。

ＮＹ円相場は大幅反発。前日比１円90銭円高・ドル安の１ドル＝89円00銭～10銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅反発。前日比４円20銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝122円15～25銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は大幅続落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比3.84ドル安の１バレル73.14ドルで取引を終えた。ＭＹ金先物相場は大幅続落。４月物は前日比49.0ドル安の１トロイオンス1063.0ドルで取引を終えた。

米株大幅安、円急騰、商品安の３重苦で、前場の東京株式市場は全面安となった。225先物が恒常的に逆ザヤで推移し、裁定解消売りが断続的出たと観測される。市場の関心の高いトヨタ（7203）は、3255円で寄った後、９時18分に3350円まで買われたが、結局前引けは3285円前日比５円高と、伸び悩んだ。アジア各国・各地域の株式市場が軟調スターとなったことが重石となる一方、東京外国為替市場で、対ドルでも、対ユーロでも円高が一服していたことは相場のサポート要因となった。

東証33業種では全業種が値下がりした。海運、非鉄金属、保険、その他製品、証券、商品先物、卸売、ゴム製品、水産・農林、不動産、鉄鋼、機械、建設、化学、倉庫・運輸などの値下がりが目立つ。東証一部の値上がり率トップは富士機工（7260）、２位はフージャースコーポレーション（8907）、３位はシロキ工業（7243）。一方、値下がり率トップはフジ・メディア・ＨＤ（4676）、２位は日本写真印刷（7915）、３位はビービー・カストロール（5015）。