とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/４日の日経平均は前日比48.35円安の10355.98円 - カブ知恵速報

４日の日経平均は前日比48.35円安の10355.98円、高値は９時１分の10438.41円、安値は13時１分の10279.57円。東証一部の売買代金は１兆6853億円、値上がり銘柄数は816銘柄、値下がり銘柄数は710銘柄、変わらずは150銘柄。日経平均は４日ぶりに反落。

３日のＮＹダウは３日ぶりに反落し、前日比26.30ドル安の10270.55ドルで取引を終えた。ファイザーの09年10～12月期決算が市場予想を下回ったことや、ＩＳＭ１月の非製造業景況感指数が50.5と、前月比0.7ポイント上昇したものの、市場予測平均の51.0を下回ったことが、嫌気された。

一方、ＡＤＰが発表した１月の全米雇用リポートで、１月の非農業部門雇用者数が前月の改定値比２万2000人減少と、減少幅は市場予測平均の３万人減を下回り、08年２月以来、約２年ぶりの水準に縮小したことは好感された。

ＮＹ円相場は反落。前日比55銭円安・ドル高の１ドル＝90円90銭～91円00銭で取引を終えた。円は対ユーロで下落。前日比15銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝126円35～45銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は３日ぶりに反落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.25ドル安の１バレル76.98ドルで終えた。ＮＹ金先物相場は３日ぶりに反落。４月物は前日比6.0ドル安の１トロイオンス1112.0ドルで終えた。

トヨタ（7203）への懸念が人気のプリウスに波及するなど、やや深刻化しているため、関連企業を含め、本日も売り圧力が強まった。前引けのトヨタは3280円前日比120円安だった。系列企業だけなく、トヨタ株保有企業の評価損拡大懸念も浮上し、相場全体の重石となった。一方、昨日上方修正を発表したホンダ（7267）はほぼ寄付き天井・安値引け（始値3300円、高値は９時11分の3320円、安値は前引値の3210円前日比70円高）となったことも、地合い悪化につながった。

後場に入り、香港ハンセン指数の下落などが嫌気され、日経平均は下げ幅を拡大させた。しかし、下値では押し目買いや、売り方の買戻しが入り、日経平均は下げ渋って、本日の取引を終えた。なお、市場注目のトヨタは3280円前日比120円安で取引を終えた。安値は13時12分の3195円。トヨタが下げ幅を縮めたことも、後場の日経平均下げ渋りに大きく寄与した。

東証33業種では、不動産、電気・ガス、小売、石油・石炭製品、食料品、サービス、化学などが値上がりした。一方、証券、商品先物、鉄鋼、輸送用機器、銀行、非鉄金属、電気機器、卸売、空運、海運、鉱業、機械、繊維製品などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは富士機工（7260）、２位は大和冷機工業（6459）、３位は新明和工業（7224）。一方、値下がり率トップは船井電機（6839）、２位はフタバ産業（7241）、３位はトヨタ紡織（3116）。