とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/３日の日経平均は前日比33.24円高の10404.33円 - カブ知恵速報

３日の日経平均は前日比33.24円高の10404.33円、高値は９時45分の10436.52円、安値は10時27分の10356.03円。東証一部の売買代金は１兆5293億円、値上がり銘柄数は1140銘柄、値下がり銘柄数は390銘柄、変わらずは148銘柄。日経平均は小幅に３日続伸。

２日のＮＹダウは前日比111.32ドル高の10296.85ドルで取引を終えた。ボルカー米経済再生諮問会議議長が上院で金融規制について証言したが、内容が踏み込んだものではなかったことで、相場に安心感が広がった。昨年12月の米仮契約住宅販売指数は前月からプラスに転じたことも好感された。

ＮＹ円相場は３日ぶりに反発。前日比20銭円高・ドル安の１ドル＝90円35～45銭で取引を終えた。円は対ユーロで横ばい。前日の終値と同水準の１ユーロ＝126円20～30銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は大幅続伸。ＷＴＩ期近の３月物は前日比2.80ドル高の１バレル77.23ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は続伸。４月物は前日比13.0ドル高の１トロイオンス1118.0ドルで取引を終えた。

米株続伸、原油高を好感し、前場の東京株式市場では、輸出関連株や資源関連を中心に幅広い銘柄が買われた。しかし、トヨタ（7203）、ＮＴＴデータ（9613）、ファーストリテイリング（9983）、ソフトバンク（9984）、ＴＤＫ（6762）、などが軟調で、日経平均の足を引っ張った。

後場に入っても、堅調な相場は続いた。しかし、トヨタ（7205）が東証一部の値下がり率４位に入るなど、指数寄与度の大きい銘柄群の軟調推移が続き、日経平均の上値は重かった。なお、規模別株価指数では、大型株が前日比マイナスだった。アジア各国・各地域の株式市場が全面高になったことは追い風となった。

東証33業種では、石油・石炭製品、空運、繊維製品、パルプ・紙、金属製品、ゴム製品、建設、その他金融、陸運、鉱業、化学、サービス、電気・ガス、小売などが値上がりした。一方、輸送用機器、証券、商品先物、不動産、銀行の４業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは東洋ゴム（5105）、２位は理想科学（6413）、３位はMonotaRo（3064）。一方、値下がり率トップはＣＨＩグループ（3159）、２位はトヨタ紡織（3116）、３位はバンドー化学（5195）。