とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/28日の日経平均は前日比162.21円高の10414.29円 - カブ知恵速報

28日の日経平均は前日比162.21円高の10414.29円、高値は12時54分の10462.70円、安値は９時22分の10296.98円。東証一部の売買代金は１兆8060億円、値上がり銘柄数は1094銘柄、値下がり銘柄数は451銘柄、変わらずは136銘柄。日経平均は５日ぶりに反発。

27日のＮＹダウは前日比41.87ドル高の10236.16ドルで取引を終えた。ＦＲＢがＦＯＭＣで、事実上のゼロ金利政策を維持することを賛成多数で決めたことが好感された。一方、09年12月の新築一戸建て住宅販売件数は季節調整済みの年率換算で34万2000戸と、前月の改定値比7.6％減だった。前月比マイナスは２カ月連続で、市場予測の平均の約36万6000戸も下回った。水準自体も昨年３月以来の低さで、これが上値抑制要因となった。

ＮＹ円相場は反落。前日比35銭円安・ドル高の１ドル＝89円95銭～90円05銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落。前日比５銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝126円15～25銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は続落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比1.04ドル安の１バレル73.67ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は３日ぶりに反落。２月物は前日比13.8ドル安の１トロイオンス1084.5ドルで取引を終えた。

米株反発、東京外国為替市場での１ドル＝90円台乗せの円安が輸出関連株への買い戻し要因となり、前場の日経平均は上昇した。４日続落への突っ込み警戒感もあり、先物への買戻しニーズも強まったもよう。

昼休みに伝わったオバマ米大統領の一般教書演説では、金融規制に関して踏み込んだものではなかった。これが好感され、後場の日経平均は上げ幅を拡大させた。中国株などアジア各国・各地域の株式市場がほぼ全面高となったことも追い風となった。

東証33業種では、ガラス・土石、電気機器、石油・石炭製品、海運、精密機械、ゴム製品、金属製品、サービス、その他製品、不動産、非鉄金属、空運、証券、商品先物などが値上がりした。一方、鉄鋼、電気・ガス、輸送用機器、保険、鉱業、陸運、水産・農林の７業種が値下がりした。東証一部の値上がり率トップはシルバー精工（6453）、２位は小糸製作所（7276）、３位は大阪チタニウム（5726）。一方、値下がり率トップはワコム（6727）、２位はゼクス（8913）、３位は日立建機（6305）。