とれまがファイナンス - 相場概況（主力株）/25日の日経平均は前週末比77.86円安の10512.69円 - カブ知恵速報

25日の日経平均は前週末比77.86円安の10512.69円、高値は13時34分の10557.64円、安値は10時11分の10414.58円。東証一部の売買代金は１兆4212億円、値上がり銘柄数は464銘柄、値下がり銘柄数は1072銘柄、変わらずは148銘柄。日経平均は２日続落。

22日のＮＹダウは大幅に３日続落した。前日比216.90ドル安の10172.98ドルで取引を終えた。オバマ政権の新たな金融規制が引き続き嫌気され、金融大手株が売られた。また、予想を上回る四半期決算を発表したグーグルが好材料出尽くしで売られ、ハイテク株全般も売られた。そして、中国の金融引き締め懸念から、素材やエネルギー株も売られた。

ＮＹ円相場は続伸。前日比60銭円高・ドル安の１ドル＝89円80～90銭で取引を終えた。円は対ユーロで６日続伸。前日比40銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝126円95～127円05銭で取引を終えた。ＮＹ原油先物相場は続落。ＷＴＩ期近の３月物は前日比1.54ドル安の１バレル74.54ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は３日続落。２月物は前日比13.5ドル安の１トロイオンス1089.75ドルで取引を終えた。

前場は、外部環境悪化を嫌気した売りが先行した。円高で輸出関連が、商品安で資源関連などが売られた。しかし、逆張り的に個人投資家の買いが入ったと観測され、日経平均は、売り一巡後は下げ渋った。

後場に入り、グローベックスで米株価指数先物が堅調に推移したことで、今晩の米国株のリバウンド期待が強まり、日経平均は下げ幅を一段と縮小させた。個別では、ソニー（6758）、パナソニック（6752）、キヤノン（7751）など、主力のハイテク株が堅調だったことも、市場センチメントにプラスに作用したとみられる。また、ヘッジファンドによる買い戻しなどが観測されていた。

東証33業種では、空運、小売、電気機器、陸運、パルプ・紙、その他製品の６業種が値上がりした。一方、不動産、保険、建設、輸送用機器、海運、化学、水産・農林、ゴム製品、証券、商品先物、金属製品、食料品、非鉄金属、機械、その他金融などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはアルテック（9972）、２位は新日本科学（2395）、３位はクラリオン（6796）。一方、値下がり率トップは日本航空（9205）、２位はソースネクスト（4344）、３位は日本写真印刷（7915）。