とれまがファイナンス - 本日の相場見通し/外国人・裁定解消売りで軟調な展開 - カブ知恵速報

22日の米国株式市場では、ＮＹダウは大幅に３日続落です。前日比216.90ドル安の10172.98ドルで取引を終えました。ナスダック総合指数は同60.41ポイント安の2205.29ポイントで取引を終えました。

オバマ政権の新たな金融規制が引き続き嫌気され、金融大手株が売られました。また、予想を上回る四半期決算を発表したグーグルが好材料出尽くしで売られ、ハイテク株全般も売られました。そして、中国の金融引き締め懸念から、素材やエネルギー株も売られました。

ＮＹ円相場は続伸です。前日比60銭円高・ドル安の１ドル＝89円80～90銭で取引を終えました。円は対ユーロで６日続伸です。前日比40銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝126円95～127円05銭で取引を終えました。

ＮＹ原油先物相場は続落です。ＷＴＩ期近の３月物は前日比1.54ドル安の１バレル74.54ドルで取引を終えました。ＮＹ金先物相場は３日続落です。２月物は前日比13.5ドル安の１トロイオンス1089.75ドルで取引を終えました。

シカゴ日経平均先物は10350円大証終値比240円安でした。

本日は朝から外部環境悪化を嫌気した売りが先行する見通しです。日経平均の想定レンジは10200円～10500円程度です。円高で輸出関連が、商品安で資源関連などが売られるとみています。また、オバマ政権による金融機関への新規制案を受け、外国人投資家の日本株売りと、裁定解消売りも断続的に出てくると予想します。一方、逆張り的に個人投資家の買いは入ってくるとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）