とれまがファイナンス - 本日の相場見通し/買い一巡後はもみあい想定 - カブ知恵速報

３連休明け19日の米国株式市場は大幅反発です。ＮＹダウは15日比115.78ドル高の10725.43ドル、ナスダック総合指数は同32.41ポイント高の2320.40ポイントで取引を終えました。

オバマ政権の医療保険改革が行き詰まり、改革で業績が圧迫されるリスクが取り除かれるとの期待から、ヘルスケア関連株が大きく上昇し、相場を押し上げました。新型端末発表期待でアップルも買われました。また、09年10～12月期決算は赤字も、信用コストが前期減となったシティも上昇しました。

ＮＹ円相場は３日ぶりに反落です。15日終値比40銭円安・ドル高の１ドル＝91円10～20銭で取引を終えました。円は対ユーロで３日続伸です。15日比30銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝130円20～30銭で取引を終えました。

ＮＹ原油先物相場は６日ぶりに反発です。ＷＴＩ期近の２月物は15日終値比1.02ドル高の１バレル79.02ドルで取引を終えました。ＮＹ金先物相場は反発です。２月物は15日終値比9.5ドル高の１トロイオンス1140.0ドルで取引を終えました。

シカゴ日経平均先物（円建て）は10860円大証終値比100円高でした。

100％減資されるＪＡＬ（9205）は日経225から本日から除外され、ＪＲ東海（9022）が22日に補充されます。20日からの日経225の除数は24.656のまま変わりません。

米株反発、円高一服を好感した買いは入るでしょうが、その買い一巡後は、相場を大きく押し上げる材料が見当たらないため、日経平均の上値は重いとみています。一方、下値を売り叩く材料も見当たりません。想定レンジは10700円～10900円程度です。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）