10月28日 12時56分
「空売り規制は、あまり効果がない」という声が多い。
規制内容自体もそうだが、だいたい、もうあらかた売りつくしている。
さすがに、これから日本株を売り建てする投資ファンドはほとんどいないと思う。
銀行の経営状態については、やはり懸念が出だしたようだ。
ただし、一部を除けば必要以上に不安視しすぎているように思われる。
何度も言うが、2003年の時と比べれば、状態ははるかに健全なように感じるのだが。
要は、「被害がどれだけか見えない」ことが、不安を煽っているのだ。
最大の不安一蹴方法は、開示を徹底すること。
その上で、金融当局がバックアップする姿勢を見せれば、恐怖感は大幅に減るはず。
全体市場は、ようやく「あきらめムード」が熟成されだした。
過去の例でいえば、「6000円割れ」や「5000円説」が公然と語られるようになったときが、底だろう。
木暮隆文<TOKYO株ニュース>