10月03日 14時45分
連日売り気配のまま値がつかないパシフィックHD(8902)。その管理下にあるREITにまで問題が飛び火している。
10月1日付けで格付け会社ムーディーズは日本コマーシャル投資法人(3229)の発行体格付け及び無担保長期債務格付けをA3からBaa1に引き下げを行い、更に引き下げ方向とする発表を行った。また日本レジデンシャル投資法人(8962)に関しても現在のA2の格付けを引き下げ方向とすることを発表している。
REITは不動産現物を所有しその家賃収入を元に投資家に利益を還元する仕組みであるため、基本的には投資法人は親会社からは独立した存在である。しかしながら実際には金融機関や投資家からの資金調達を行う際に親会社の信用力は無関係とは言えないのが現状。親会社の経営不安が噂されている以上は、今回のムーディーズの決定も理解しうるものである。
またREITは銀行からのノンリコースローンでレバレッジをかけて投資している構造のため、格付け引き下げによって借入金利が上がれば収益に悪影響となるのは必至。それを見越して投資家は売りを出すことになる。
10月2日に上記投資法人2社の価格はS安をつけ、本日3日は他のREITにまで売りが波及してREIT指数安値を更新。どのような結末を迎えるのかに注目が集まる。<TOKYO株ニュース>
ライター:さふぁいあ