09月12日 13時08分
ゴールドマン・サックス証券がアナリストリポートで、野村ホールディングス(8604)を「買い推奨」→「売り推奨」に、大和証券グループ本社(8601)を「中立」から「売り」に投資判断を変え、目標株価も30%以上下げてきた。
同証券によれば、日本の証券株全般には「もう一段の株価下落見込みがある」という。
もちろん日経平均がこれだけ下がり、全体の売買も細っていれば、証券会社の業績がいいはずがない。しかし、このタイミングでの格下げは、まるで「売りあおり」のような雰囲気がある。
米国ではリーマンの身売り先とともに、「リーマンの次に危ない金融機関はどこか」が話題となっている。また、リーマンへの出資候補として、野村やみずほ、三菱UFJなど日本の金融機関の名前も飛び交っている。
いろいろな意味で神経質となる時期だけに、余計な詮索をされるようなリポートは控えた方がいい気がする。