< ダイワボウ情報TOBから旧・村上ファンドの戦略を先読む(1)

ダイワボウ情報TOBから旧・村上ファンドの戦略を先読む(3) >

TOKYO株ニュース

TOKYO株ニュース

小暮隆文

マスコミならではウラ情報も!? 現場だからこそ知れる話題のニュースや、元新聞社デスクならではの人脈や情報網を駆使した投資ネタが満載です!

09月10日 09時33分

ダイワボウ情報TOBから旧・村上ファンドの戦略を先読む(2)

 エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが投資している銘柄は、他に何があるのか。

 そう思って、調べてみた。

 今年に入って買い増しているのは、主に次の銘柄。

 日産車体(7222)10.34%
 ダイワボウ情報(9812)42.98
 鳥居薬品(4551)5.07%
 立飛企業(8821)11.46%
 新立川航空機(5996)16.68%
 学研(9470)19.82%
 
 共通点を探すと、立飛企業と新立川航空機は、一般的に「土地持ち銘柄」として知られており、含み資産が相場テーマとなると必ず名前の出る銘柄。
 日産車体、鳥居薬品はPBRが1倍を大きく割れている企業。

 こうして見ると、エフィッシモ社は「資産」に焦点を当てているようだ。これは、村上ファンドの戦略とほぼ重なる(学研は意味不明だが)。

 今回の利益により、これらの銘柄をさらに買い増す可能性は高い。意外とオイシイかもしれない。

 さらに別の視点で探してみると、面白いことがわかってきた。((3)に続く)