< ダイワボウ情報TOBから旧・村上ファンドの戦略を先読む(2)

持株会による大量売却の裏に何があったのか? >

TOKYO株ニュース

TOKYO株ニュース

小暮隆文

マスコミならではウラ情報も!? 現場だからこそ知れる話題のニュースや、元新聞社デスクならではの人脈や情報網を駆使した投資ネタが満載です!

09月10日 10時05分

ダイワボウ情報TOBから旧・村上ファンドの戦略を先読む(3)

 もうひとつ、別の視点でエフィッシモ・キャピタル・マネージメントの投資先銘柄探してみると、ダイワボウ情報と同じ共通点をもつ銘柄があることがわかった。

 それは、「親会社が一定以上、保有している」こと。

●日産車体(7222)・・・日産自動車が42.6%
●鳥居薬品(4551)・・・JTが53.5%

 これを見ると、エフィッシモ社の狙いは、ダイワボウ情報と同じように「親会社によるTOB」ではないかと推測できる。
 

 ダイワボウ情報と同じように、親会社がエフィッシモ社の圧力に屈するとすれば、TOB価格もかなり上乗せされる可能性が高い。

 そうでなくとも、さらなる買い乗せで株価が上昇することは十分考えられる。

 これらの2社は、エフィッシモ社の動向とともに大注目。

 とくに、昨日保有割合の1.02%増を発表した日産車体は狙い目だろう。