08月12日 08時00分
数多くの情のない住宅の中では、二番目に凶なものは多角形の住宅である。モダン建築の中では、独特な風格を表すため、わざと住宅の表面を凸凹状態や多面体状態にしたものも多いが、風水的には、こういった住宅は「歯形宅」(チーシンジャーと発音し、八重歯の様に尖がっている意味)と呼ばれ、中に住んでいる人やその近所にだけではなく、住人を性格を歪んだ人にしてしまうので、長期的には社会や国家にも不利となるのである。
理由その一、多角形の「歯形宅」は自然の摂理に違反している。昔の人は「天地」のことを「方円」と呼び、住宅を天地の縮影だと考えていたので、住宅を「外方内円」(外が方形<四角形>、中が円形)になるように建てていた。人が住宅の中において、「天、人、地」三才一体になるからこそ、人が天地の自然規則に従って生存し、天地の霊気を吸収して成長、繁殖するのである。
理由その二、多角形の「歯形宅」は神意に違反している。キリスト教、仏教、イスラム教の三大宗教をはじめ、多くの宗教は、人間が幸せになるためのルール、規則(中国では規矩<グェージュー>と言うが)を作っている。「規」は円の意味で、「矩」は方の意味なので、「外方内円」形の住宅は、実は神様が決めた人間を幸せにするルールに従ったものである。「方」は五行の中の「土」の元素であり、人類が生存するためには大地の恩恵が必要である。儒教の教えでは「土」は「信」の意味で、「信仰、信用、自信」を表すものである。また、「円」は、五行の中の「金」の元素であり、人類が生存するには金銭の運用が必要である。儒教の教えでは「金」は「義」の意味で、「礼儀、勇気、協調性」を表すものである。以上の条件は、人が成功するには欠かせない要素であり、神様が望んでいる人間の姿である。従って、「外方内円」の住宅は、神様のご加護を受けたものとも言えよう。