< 相場概況(主力株)/29日の日経平均は前日比35.27円安の15424.59円

来週の為替見通し/1ドル=103.00-105.50円を想定 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月29日 16時34分

来週の相場見通し/日経平均の想定レンジは15250円~15759.66円

来週の日経平均は、26週移動平均線(29日現在14877.59円)と15759.66円とで挟まれたゾーンで推移する可能性が70%程度とみている。そして、上に放れる確率20%、下に放れる確率は10%程度でみている。メインシナリオとしては調整継続を想定するが、サブシナリオとして、ボックス上放れを採用しておきたい。その際は、心理的節目の16000円が意識されよう。一応、想定レンジは日足ベースの一目均衡表の基準線(29日現在15256.75円)が第1サポートラインとみて、15250円~15759.66円としておきたい。

また、上放れの明確なサインとしては、ボリュームの増加も欲しいところ。もちろん、売り物薄の中、ボックス上放れは可能だが、ボリュームの増加を伴わない上昇は脆弱な上昇トレンドだからだ。ちなみに、29日まで、東証1部の売買代金は活況の目安とされる2兆円を15営業日連続で下回っている。

外部環境面では、上放れには、米株の更なる上値追いと、更なる円安・ドル高傾向の鮮明化が必要だ。それがなければ、日経平均はボックスを継続しよう。一方、下振れリスクが低いとみている最大の要因は好調な企業業績見通しだ。例えば、野村証券が発表した、主要254社の14年度の経常利益は8.1%増益と、6月の前回予想4.0%増益から4.1ポイント上方修正された。また、15年度の経常利益は12.5%増益になる見通し。このように良好な業績見通しが日本株の下支え要因として機能しよう。

足元の需給面での日本株の上値圧迫要因は、個人投資家からの強烈な売りだ。実際、8月第3週の投資主体別売買動向では個人は2週連続で売り越した。2週間で合計4263億円も売り越したのだ。これが主力株の上値を圧迫しているとみられる。この影響もあって、8月の日経平均は196.18円(1.26%)下落した。月間での下落は4カ月ぶりのことだ。

ただし、短期売買を好むアクティブ個人は、新興株を中心に小型株を物色対象にしていると観測される。ジャスダックとマザーズの新興2市場の合計では、8月第3週まで10週連続で買い越した。この個人の買い意欲が旺盛な状況が続くようなら、来週も小型株は強い動きを続けることが可能だろう。

なお、多くのヘッジファンドのファンドマネージャーがサマーバケーションを9月1日の「レイバー・デー」まで取っている。米国市場中心に、来週から彼らが本格的に市場に参加してくるとみられる。彼らが本格的に市場に参加してくると、大型株に力強いトレンドは生まれ、商いが盛り上がる可能性があり、注目しておきたい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)