< 相場概況(主力株)/8日の日経平均は前日比454.00円安の14778.37円

来週の為替見通し/1ドル=101.00-103.00円を想定 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月08日 15時51分

来週の相場見通し/日経平均は底入れを想定

来週の日経平均は底入れを想定する。想定レンジは14500円~15300円程度。日経平均は25日移動平均線(8日現在15351.53円)を割り込み、仮に、今後戻りに入った場合、同線が戻りメドとして意識されるだろう。また、5日と6日とで空けた窓(15271.14円~15313.84円)埋めも意識される公算だ。一方、下値だが、5月21日の13964.43円から7月31日の15759.66円までの上げ幅1795.17円の61.8%押しの14650.24円、心理的な節目の14500円などが意識されそうだ。

なお、ヘッジファンドの「45日ルール」はよく知られている。ヘッジファンドはいつでも解約可能としているわけではなく、解約申込の受付期間を決めていることが多いという。そして、今回、その解約申込の締切期限が9月末の45日前の8月15日だ。よって、来週にはヘッジファンドの解約売りが一巡し需給面で底入れし易くなるとみている。

また、昨年の「5.23ショック」からの底がみえない暴落が止まったのが6月23日の「スーパームーン」だったことは記憶に新しい。「スーパームーン」とは、月が地球に最も近づいたタイミングで満月となること。最近では、アストロジー(占星術)用語として使用され、願い事が叶う、自然災害が訪れる、社会的な暴動が起こるなどの風説もあるそうだ。今年は7月12日と8月10日、9月9日(すべて米国時間)の3回見られるという。日本では2014年8月11日AM2:44~3:09に最も大きく見えるそうだ。このため、アストロジー的には、11日に底入れが期待できるとみている。

解約に伴う利益確定売りを終わらせたヘッジファンドの運用担当者の多くは、少なくとも、2014年9月1日(月)のLabor Day(レイバー・デー)までは夏季休暇に入る。このため、来週から8月一杯はヘッジファンドの動きが止まり、夏枯れ・閑散相場の様相が一段と強まる見通しだ。しかし、ヘッジファンドの利食い、換金売りが止まることが予想される上、そのタイミングでニューロングのポジションを構築するヘッジファンドもあると予想されるため、底堅い相場が期待できるだろう。

ところで市場では、地政学的なリスクの高まりが嫌気されている。まず、ロシアが7日、米国や欧州連合(EU)などの農産物や食品の輸入を禁止すると表明したのをきっかけに、ウクライナ情勢に対する緊張感が高まっている。また、オバマ米大統領が7日夜(日本時間8日午前)、ホワイトハウスで緊急声明を読み上げ、イラクへの限定的な空爆を承認したと明らかにした。これらが嫌気され、8日の金融市場では、安全資産の円が買われ、リスク資産である日本株を含む株式が急激に売られた。

急激に売られた結果、この急落に動揺した狼狽売りが出たとみられる。また、追証絡みの売りも出たことだろう。よって、株式需給も改善にむかっているとの認識だ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)