
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月18日 15時22分
来週の相場見通し/ナスダックが崩れない限り、日経平均は自律反発を続ける
来週の日経平均は自律反発を続ける見通し。11日の安値は13885.11円、終値は13960.05円と、ザラ場ベースの年初来安値(2月5日の13995.86円)、終値ベースの年初来安値(2月4日の14008.47円)を共に更新した。昨年10月8日の13894.61円以来、約半年ぶりの安値に沈んだ。この週(7日~11日)の下げ幅は1103.72円と、週間ではリーマン・ショック直後の2008年10月以来の下げ幅となった。そして、週明け14日の日経平均はザラ場安値13885.22円、終値13910.16円と、ザラ場での年初来安値更新はなかったが、終値ベースでは連日で年初来安値を更新した。
しかし、16日の日経平均は前日比420.87円高の14417.68円と、2月18日の450.13円高以来、今年2番目の大きさだった。これで相場は底を入れたとみている。この上昇の背景は、(1)15日の米国市場でハイテク株やバイオ関連株の一角が上げて終え、相場全体を押し上げたこと、(2)中国の14年1~3月期GDPが実質で前年同期比7.4%増と、市場予想の7.3%を上回ったこと、そして、(3)麻生太郎副総理・財務・金融相が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の動きが6月にも出てくると、外国人投資家が動く可能性が高くなる」と指摘したと伝わったこと、これらが好感されたためだ。
テクニカル的には、11日に比較している2月4日、2月5日の価格は3月末の配当込みだ。これは104円程度とみられている。これを加味すると、4月11日のザラ場安値は13989.11円(=13885.11円+104円)、終値は14014.16円(=13910.16円+104円)。これならチャート的には、底割れではなく、11日・14日と2月4日(終値14008.47円)・5日(ザラ場安値13995.86円)とで、ザラ場ベース、終値ベース共に「ダブル・ボトム」ともいえる。
また、日経平均とナスダック総合指数は正の相関関係にある。両指数の相関係数は約0.7(13年1月から日次で試算)に達するという試算がある。つまり、14日までの日経平均の下落の約7割は「ナスダックが下がったから」ということで説明がつく。逆説的にいえば、ナスダックが下げ止まれば日経平均も下げ止まるともいえる。そのナスダック総合指数は17日まで4日続伸している。言い換えれば、ナスダックが崩れない限り、日経平均は自律反発を続ける公算が大きい。
2月5日の13995.86円と4月11日の13885.11円とでダブルボトムを形成することが期待できるため、当面はネックラインの3月7日の15312.60円を目指す見通しだ。ただし、来週1週間ということになると、まずは13週移動平均線(18日現在14680.79円)、次が26週移動平均線(同15004.86円)がメドとなる。一方、下値は5日移動平均線(同14251.69円)を想定する。
なお、ここ最近、閑散相場の中、裁定売買で値幅が出て、移動平均線のサポート力、レジスタンス力が弱く、上にも下にもあっさりブレイクされる場面が目立つ。だが、当面は下ではなく、上にあっさりブレイクする可能性が高いとみている。なぜなら、相場はいったん底入れたと考えているからだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)