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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

04月11日 16時47分

来週の為替見通し/1ドル=100.75-102.50円を想定

今週の円相場は堅調だった。週明けから株安を手掛かりにした買いが先行。黒田東彦日銀総裁が金融政策決定会合後の記者会見で現時点での追加金融緩和に否定的な見解を示すと、一気に買いが強まり、8日には一時101.55円まで値を上げた。急ピッチで買いが進んだ反動から9日には102.16円まで上げ幅を縮める場面もあったが、売りの流れは続かなかった。

9日に公表された3月18日-19日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見で言及した「量的緩和が終了して6カ月後に利上げを行う」との文言がなかったほか、総じて早期の利上げ期待を後退させる内容だったため、相場はドル売りが優勢に。10日には「アジア系からの円買い・ドル売りが観測された」との指摘もあるなか、米長期金利の低下に伴う買いが進み、3月19日以来の高値となる101.325円まで値を上げた。

来週、米国では14日に3月米小売売上高や2月米企業在庫、15日に4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、3月米消費者物価指数(CPI)、2月対米証券投資動向、4月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数、16日に3月米住宅着工件数、3月米建設許可件数、3月米鉱工業生産指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、17日に米新規失業保険申請件数や4月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が明らかになる。また、15日と16日にはイエレンFRB議長の講演も予定されている。

一方、米国以外では14日に2月ユーロ圏鉱工業生産、15日に4月独ZEW景況感指数が発表され、16日と17日には黒田東彦日銀総裁が講演を行う。また、18日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で東京市場を除くほぼ全ての主要市場が休場となる。

来週の円相場は伸び悩む展開となりそうだ。1ドル=100.75-102.50円を想定している。米早期利上げ期待と日銀の追加緩和観測がともに後退したため、今週は日米金融政策の方向性の違いを背景にした短期的な売りをほぼ全て吐き出した格好となった。それだけに一段の円買いを進めるには新規の買い材料が必要になるだろう。

2月4日高値の100.755円が目先の上値目処として意識されやすく、上値の重さを確認すれば戻り売りに押される可能性も高そうだ。半面、イエレンFRB議長の講演でタカ派的な発言が出るとは想定しにくく、円売り・ドル買いを促す材料も乏しい見込み。株価動向に振らされる可能性も高いため、米経済指標や本格化する1-3月期の米企業決算を受けた株価に注意を払っておきたい。

(グローバルインフォ株式会社)