< 相場概況(主力株)/20日の日経平均は前日比238.29円安の14224.23円

来週の為替見通し/1ドル=101.00-103.50円を想定 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

03月20日 16時01分

来週の相場見通し/日経平均の下値不安は乏しいが、きっかけないと上はない

来週の日経平均は、なんらかのきっかけがないと、調整が続く見通し。19日のNYダウは3日ぶりに反落し、前日比114.02ドル安の16222.17ドルだった。FOMCが公表した、委員による2015、16年の政策金利見通しが市場予想に比べ高く、驚きを誘った。さらにイエレンFRB議長が記者会見で、量的緩和に伴う証券購入の終了後、利上げ開始までの期間の目安を「6カ月前後」などと述べた。このため、利上げ時期が予想よりも早まるのではないかとの見方が強まり、米長短金利が急上昇した。市場でハト派とみられていたイエレン議長が「6カ月前後」と具体的数字を示したことがネガティブ・サプライズとなった。

だが、米長短金利の急上昇はドル高・円安要因であり、日経平均にはプラスのはずだった。しかし、20日の日経平均は前日比238.29円安の14224.23円と、3日ぶりに大幅に反落した終値は2月6日の14155.12円以来の安値となった。アジア株安に加え、3連休前ということもあり、買物薄の中、手仕舞い売りが加速した結果だ。米利上げ前倒し観測で米株が下落したことや、日銀の追加緩和観測の後退で、投資家はリスクオフのスタンスを継続したとみられる。そして、東証マザーズ指数は前日比36.82ポイント(4.64%)安の756.80ポイントと激しく下落した。これも地合い悪化に寄与した。

今週末の終わり方がこんな感じだったことで、3連休中にポジティブな材料が出てない限り、来週以降の相場反転の期待は抱き難い。確かに、3月決算企業の期末配当の権利付き最終売買日は26日だ。このため、少なくとも26日までは権利取りの買いが見込め、これは相場の下支え要因として意識されていたはずだ。さらに、20日の1ドル=102円台の円安だった。それなのに20日の日経平均は3日ぶりに大幅に反落した。深刻な買い手不在だ。

3月9日~3月15日の対内証券投資で、非居住者による取得・処分では、株式 ・投資ファンド持分が1兆924億円の売り越しと、現行方式で統計を始めた2005年1月以来最大の売り越しとなり、海外勢の売りに対する警戒感が強まっている。また、3月第2週の海外勢の売越額9752億円と、1987年10月以来の大きさで歴代2位だった。この傾向が来週も続くようなら、日経平均は下がりこそすれ、上がることはないだろう。

ただし、20日の日経平均は既に2月6日以来の低水準に沈んでいる。悪材料は相当織込んだはず。さらに悪材料が出れば話は別だが、そうではない限り、日経平均の下値不安は乏しいとみている。来週の日経平均の想定レンジは14000円~14600円程度。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)