
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
02月14日 16時03分
来週の為替見通し/1ドル=100.75-103.50円を想定
今週の円相場はもみ合い。10日のアジア時間では102.65円まで下げる場面があったものの、欧州勢の参入後は買い戻しが優勢となった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも進み、101.99円まで値を上げた。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言では「FOMCは段階的に量的緩和の縮小を継続する可能性が高い」「量的緩和の終了後も強い緩和政策が適切である」などと伝わり、102円台で乱高下する場面もあったが、目新しい内容ではなかったこともあり、証言内容に対する反応は限定的。その後は米長期金利の上昇を手掛かりに一時102.71円まで下落したものの、売りも長続きしなかった。
13日には1月米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数がともに市場予想より弱い結果となったことを受けてドル安が強まり、101.695円まで強含んだ。半面、その後は伸び悩むなど上値も限られている。
来週、米国では17日がプレジデンツデーの祝日で休場。18日に2月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、12月対米証券投資動向、2月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数、19日に1月米住宅着工件数、1月建設許可件数、1月米卸売物価指数(PPI)、1月28日-29日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、20日に1月米消費者物価指数(CPI)、前週分の米新規失業保険申請件数、2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、1月米景気先行指標総合指数、21日に1月米中古住宅販売件数が発表される。
一方、米国以外では18日に日銀の金融政策決定会合の内容が明らかになるほか、1月英消費者物価指数(CPI)、2月独ZEW景況感指数、19日に1月英雇用統計、20日にドイツやユーロ圏の製造業PMI速報値、サービス部門PMI速報値が発表される。また、22日から23日にかけてはシドニーで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開催される。
来週の円相場はもみ合いとなりそうだ。1ドル=100.75-103.50円を想定している。イエレンFRB議長の下院での議会証言を終えて、市場は次の材料を探す展開に。米経済指標は数多く予定されているものの、上下ともに確認した格好となったため、方向感は見出しにくい。下値は一目均衡表基準線の103.01円や1月29日安値の103.45円などが意識されるだろう。一方、上値の目処としては4日高値の100.755円が意識されやすい。方向感の乏しいなかでレンジ内での上下動を続ける公算が高いため、リスクを抑えたレンジ取引を心がけたい。
(グローバルインフォ株式会社)