
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月13日 15時30分
来週の相場見通し/アクティブ個人や証券自己の存在感が一段と増す展開
来週の日経平均は12月のSQ値(15303.19円)を下回らない限り、クリスマス・ラリーに発展するとみている。想定レンジは15300円~16000円程度。なお、13日の東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=103円92銭を付け、5月22日に記録した今年の安値である1ドル=103円74銭を下回った。これは2008年10月6日以来およそ5年2カ月ぶり安値水準だ。
この円安傾向が続けば、来週の日経平均は上げピッチを加速させる公算が大きい。まずは3日の15794.15円を目指すとみている。足元で円相場が円安に振れ易くなっているため、あっさりと、これをブレイクしてくる公算が大きそうだ。
ちなみに、6日発表の11月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比20万3000人増と市場予想の18万人増を大幅に上回った。また、11月の米小売売上高は前月比で0.7%増と市場予想を上回った。この指標改善を受け、17~18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小に動くのではないかとの見方が広がっている。
一方、国内では消費増税による景気下振れを和らげるために、日銀が追加の金融緩和を打ち出すとの見方がある。この日米中央銀行の政策の方向性の違いが円売り・ドル買いの主因となっている。
つまり、そう簡単には、現在のドル高トレンドは崩れることはないとみている。そうならば、円安を好感した日経平均の上昇トレンドに継続するとみてよさそうだ。
なお、SQを通過したことで、欧米の投資家はクリスマス休暇入りし、国内の機関投資家も年末を意識して積極的な売買は手控える公算が大きい。市場参加者が減少する中、アクティブ個人や証券自己の存在感が一段と増す見通しだ。そうなると、仕手系材料株や、新興市場に投機マネーの流入が加速しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)