
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月14日 09時51分
来週の為替見通し/レンジは1ドル=98.52-100.62円を想定
今週の円相場は一進一退となった。週末に2020年夏季五輪の開催都市が東京に決定。週明け早朝から日本株高を見越した円売りが先行し、100.11円まで値を下げた。その後、利益確定の円買い戻しが活発化。米長期金利の低下も円買い・ドル売りを促し99.335円まで持ち直した。
10日には甘利明経済再生担当相や麻生太郎副総理兼財務・金融相が「首相が経済政策のパッケージ取りまとめを指示」などと発言。海外勢中心に思惑的な円売りが出たほか、ソブリンネームの円売りが目立った。シリア情勢を巡る懸念が後退したことも円売りを後押しし、11日には100.62円まで下げ足を速めた。ただ、12日には弱い8月豪雇用統計を受けて円買い・豪ドル売りが加速したほか、日経平均株価や日経平均先物の下げ幅拡大が円買いを誘い、99.00円まで急伸した。
来週、米国では16日に9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、8月米鉱工業生産指数、8月米設備稼働率、17日に8月米消費者物価指数(CPI)、7月対米証券投資動向、9月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数、18日に8月米住宅着工件数、8月米建設許可件数、米連邦公開市場委員会(FOMC)、19日に米新規失業保険申請件数、4-6月期米経常収支、9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、8月米中古住宅販売件数、8月米景気先行指標総合指数が予定されている。
日本は16日が敬老の日の祝日で休場となる。19日に8月貿易統計(通関ベース)、7月全産業活動指数、7月景気動向指数改定値、20日に対外対内証券売買契約等の状況が発表される。
来週の円相場は方向感の定まらない展開となりそうだ。レンジは1ドル=98.52-100.62円を想定している。市場の注目は18日のFOMCで総額850億ドルの量的緩和第3弾(QE3)が縮小されるかどうかに集まっている。米国債購入の100億ドル縮小が市場予想となっており、結果がどの程度ぶれるか見定めたい。また、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見でQE縮小に関する見通しを示せば大きく反応するだろう。米重要指標の発表も相次ぎ、結果に一喜一憂する展開を想定している。テクニカル的には上値の目処が6日の高値98.52円、下値の目処が11日の安値100.62円となる。
(グローバルインフォ株式会社)