< 来週の相場見通し/日経平均は一段と自律反発を本格化させる

本日の相場見通し/相場ムードは、戻り売りから、押し目買いへと変化 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

06月28日 16時07分

来週の為替見通し/レンジは1ドル=97.00-99.50円を想定

今週の円相場は方向感が定まらなかった。週末の東京都議選に自民党が圧勝したことで、安倍政権への期待から日本株高を見越した円売りが先行した。11日以来の安値となる98.72円まで値を下げた。ただ、中国の流動性ひっ迫懸念が高まり、上海総合指数が5%超急落すると世界的に株安が進行。リスク回避目的の円買いが優勢となり、25日には96.95円まで上昇した。

もっとも、5月米耐久財受注額などこの日発表された米経済指標が軒並み予想を上回ったため、円売り・ドル買いが再開。27日には「外貨建て投信の新規設定に伴う円売りが出た」との指摘もあった。28日には日経平均株価の上昇を見越した円売りが見られ、99.03円まで下落した。

来週、米国では1日に5月建設支出、6月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数、2日に5月製造業新規受注、3日にMBA住宅ローン申請指数、6月企業の人員削減数、6月ADP雇用報告、5月貿易収支、新規失業保険申請件数、6月ISM非製造業指数が公表される。4日は独立記念日で休場、5日に6月雇用統計が明らかになる。

米国以外では、1日に6月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、6月HSBC中国製造業PMI改定値が予定されている。2日に豪準備銀行(RBA)、4日に英中銀金融政策委員会(MPC)、欧州中央銀行(ECB)定例理事会が政策金利を発表する。

来週の円相場は軟調に推移しそうだ。レンジは1ドル=97.00-99.50円を想定している。今週は米地区連銀総裁から、米量的緩和の早期縮小観測に対する市場の反応をけん制する発言が相次いだ。また、足もとの米経済指標が軒並み改善しており、経済が量的緩和縮小に耐えうるとの見方が広がりつつある。

5日の米雇用統計を占ううえで、米ISM製造業・非製造業景気指数やADP全米雇用報告、新規失業保険申請件数が注目されるが、結果が予想を上回れば株高が主導する形で「リスク・オン」の円売りが活発化しそうだ。10日の安値99.29円や6日の安値99.47円が視野に入る。金融緩和の長期化観測が台頭しているECB定例理事会や、カーニーBOE総裁の就任後初めて開催されるMPCなど重要イベントが多く予定されており、結果を見定めたいところだ。

(グローバルインフォ株式会社)