
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月01日 06時42分
本日の相場見通し/相場ムードは、戻り売りから、押し目買いへと変化
28日の米国株式市場では、NYダウは4日ぶりに反落し、前日比114.89ドル安の14909.60ドル、一方、ナスダック総合株価指数は4日続伸し、同1.39ポイント高の3403.25ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は前日比変わらずの16.86だった。ダウは、利益確定売りで下落した。FRBのスタイン理事が28日の講演で、9月会合で縮小に動く可能性を示唆したことも影響した。
NY円相場は続落し、前日比80銭円安・ドル高の1ドル=99円10~20銭で取引を終えた。円は対ユーロで続落し、前日比80銭円安・ユーロ高の1ユーロ=129円00~10銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は5日ぶりに反落した。WTI期近の8月物は前日比0.49ドル安の1バレル96.56ドルで取引を終えた。NY金先物相場は5日ぶりに反発した。8月物は前日比12.1ドル高の1トロイオンス1223.7ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は13700円大証清算値比20円高だった。
米株に方向感は乏しいが、円安基調のため、本日の日経平均は上値は重いながら、堅調推移が予想される。しかし、28日の米10年物国債利回りは前日比0.01%高い2.48%で取引を終えた。これ自体はドル高要因であり、日本株にはポジティブだが、米金利があまりに上昇すると、それはそれで緩和マネーのリスク資産からの流出懸念につながるだけに、手放しで喜べない。
また、日経平均は6月末のドレッシング効果もあり、27日・28日の2日間で843.31円(6.57%)も上昇したこともあり、本日は利食い売りもそれなり出てくることが予想される。そして、本日発表予定の6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は好不況の境目である50前後となりそうで、50割れも十分ありえる。仮に、大幅に下振れしたら、多少嫌気されるかもしれない。
だが、28日の日経平均VIは前日比0.14(0.40%)安の35.17と、低下基調で落ち着きつつあり、投資家の日経平均への下値不安は大幅に低下していることが窺える。それに加え、本日発表の6月の日銀短観で企業マインドが市場コンセサス通りに強気になっていれば、相場ムードは、戻り売りから、押し目買いへと一段と顕著に変化するとみる。
以上のことから、本日の日経平均の想定レンジは25日移動平均線(28日現在13291.08円)~日足ベースの一目均衡表の雲下限(同13874.19円)程度。
なお、VIが低位安定するようなら、日中値幅も徐々に縮小し、また、底堅い、下がり難い相場の傾向を強めることが予想される。そして、その傾向に安心した草食系資金の買い指値が下値に並ぶ見通しだ。草食系資金の東京株式市場への回帰は、相場の底堅さにダイレクトに寄与しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)