
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月14日 16時22分
来週の相場見通し/余程の悪材料が出ない限り、相場は底堅さを発揮
来週の日経平均は引き続きボラタイルな動きと、円相場に対して神経質な動きを継続する見通し。想定レンジは下値は26週移動平均線(14日現在12333.33円)~25日移動平均線(同14050.68円)。来週以降、6月のSQ値12668.04円を上回れば25日移動平均線を目指し、逆に下回れば26週移動平均線を目指すと考える。また、日足ベースの一目均衡表の雲下限(同12906.24円)は抵抗として強く意識されそう、
米連邦公開市場委員会(FOMC)が18~19日に開催される。これを無事通過し、市場における、金融緩和縮小の懸念が和らげれば、日経平均は来週から底入れのきっかけを掴む公算が大きい。
5月23日以降、乱高下を繰り返した6月物の先物・オプションが、14日のSQで清算された。この結果、手仕舞い売りの懸念は大幅に低下した。これを機に、先物市場の需給の混乱が収まる可能性が高まった。これは需給面のポジティブ材料だ。
なお、真偽の程は不明ながら、一部で株価上昇の切り札に郵貯マネーを活用するのではとの観測が報じられている。ゆうちょ銀行は190兆円の資産のうち、9割を日本国債で運用し、株式はゼロ。そこで安倍政権が主導し、ゆうちょのポートフォリオを見直すとの見立てだ。かんぽ生命の90兆円近くもプラスすれば、総額は280兆円に上り、その10%でも株式に回せば、30兆円近くの資金が市場に流れ込むことになると指摘している。
それはさておき、日経平均は5月23日の15942.60円から6月13日の12415.85円まで、16営業日で3526.75円(22.12%)下落した。幅・率共に十分だ。また、14日の終値は12686.52円と、25日移動平均線(14日現在14050.68円)との乖離率はマイナス9.71%。そして、14日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)が69.60%に低下した。70%割れは2012年6月6日以来およそ1年ぶり。これらのテクニカル指標からも、現在の相場は短期的に売られ過ぎといえる。
このため、来週以降、余程の悪材料が出ない限り、相場は底堅さを発揮する見通し。しかし、底堅いからといって、それが即、自律反発入り、すなわち、上がるわけではない。底練り、底値圏での横ばいという状況も十分ありえる。上がるためには、それなりの理由、きっかけが必要だろう。このような相場環境下、物色面では、仕手系材料株が幕間つなぎ的に狙われそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)