< 本日の相場見通し/日経平均は4日ぶりに大幅反発スタート

前場概況(主力株)/14日前場の日経平均は前日比343.04円高の12788.42円 >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

06月14日 10時29分

来週の為替見通し/レンジは1ドル=93.00-98.00円を想定

今週の円相場は堅調だった。5月末から続く日本株の不安定な値動きを受けて、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが入りやすい地合いとなった。日銀が10-11日に開いた金融政策決定会合で政策の現状維持を決めると、一部投資家に失望感が広がり円買い・ドル売りが活発化した。

市場では「流動性が低下しており、値が振れやすくなっている」との指摘があり、一時93.75円まで急伸する場面があった。ただ、週末にかけては伸び悩む展開に。著名FEDウォッチャーが「FRBは市場の予想する利上げの時期を先送りする可能性がある」と題した記事を発表。米金融緩和の早期解除に対する警戒感が和らぎ、米国株が大幅に上昇。投資家のリスク回避姿勢が後退し全般円売りが強まった流れに沿って95円台後半まで押し戻された。

来週、米国では17日に6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数、18日に5月米消費者物価指数(CPI)、5月米住宅着工件数/建設許可件数、19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、20日に米新規失業保険申請件数、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、5月米中古住宅販売件数、5月米景気先行指標総合指数が発表される。

一方、日本では17日に4月第三次産業活動指数、18日に4月鉱工業生産確報、19日に5月貿易統計(通関ベース)、20日に4月景気動向指数改定値が公表される。

 来週の焦点はFOMCだろう。著名FEDウォッチャーによると「FRBは量的緩和策として実施している月額850億ドルの債券買い入れ策について、米国経済が期待を裏切らない限り、年内に縮小に着手するとの意向を示唆する可能性が高い」という。注目すべき点は市場に伝えるメッセージをどのように調整するかであり、FRBは難しい課題を抱えているとしている。

来週の円相場は神経質な展開となりそうだ。レンジは1ドル=93.00-98.00円を想定している。今週の円急伸は日本株や日本国債が不安定な値動きを続けたため、これまでに積み上がっていた円売り・ドル買いポジションの巻き戻しが加速したことが背景だ。基本的にはこれまでの株高・円安に対する修正局面とみており、ドル高・円安の基調そのものが変わったとは考えていない。

とはいえ、ボラティリティーは高止まりしており、目先は相場展開を予想することが困難だ。FOMCの結果次第では、上下両サイドに値が振れる可能性があるだけに「臨機応変」に対応する必要があるだろう。 (グローバルインフォ株式会社)